「Googleマップの営業時間が間違っている」「急な変更を反映させたい」そんなときは、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を使えばすぐに修正できます。
営業時間が正しく登録されていないと、来店機会を失ってしまうリスクがあります。たとえばGoogleマップで「営業中」となっていたのに実際は閉まっていた場合、お客様は不満を感じ口コミ評価が下がる原因にもなります。この記事では、最短5分で完了する営業時間変更の手順を、PC・スマホそれぞれの方法で解説します。
【結論】Googleマップの営業時間変更は「Googleビジネスプロフィール」から簡単にできる
Googleマップの営業時間は、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)で簡単に変更できます。 PC・スマホのどちらからでも操作可能ですが、変更がすぐに反映されない場合があるため、正しく更新されているか確認することが重要です。
また多店舗の営業時間を管理することが必要な場合には、外部ツールを活用することもおすすめです。通常1店舗ずつしか編集を行うことができませんが、専用のツールを活用すれば多店舗の営業時間を一括変更、当社提供の「EmbedSocial」では営業時間の変更を予約(スケジュール)することができ、人的工数の削減・休日出勤の解消に役立ちます。
営業時間を変更する具体的な手順(PC・スマホ対応)
Googleマップの営業時間は、PCの管理画面またはスマホアプリから変更できます。どちらでも簡単に操作できるので、便利な方法を選びましょう。
PCからの変更方法(Googleビジネスプロフィール管理画面)
1. Googleビジネスプロフィールにログインして管理する店舗の中から、営業時間を変更した店舗の「編集」マークを選択
2. 営業時間を変更し、「保存」をクリック(※変更後、通常はすぐにGoogleマップに反映されますが、場合によっては数時間から数日かかることもあります。)
スマホアプリ(Googleマップ)からの変更方法
1. Googleマップアプリを開き、画面下のメニューバーから「ビジネス」を選択
2. 表示されている店舗の中からいずれかを選択し「プロフィール」を選択することで、PCと同じ画面が表示され営業時間を変更することができます。
【注意】以前は専用のGoogleマイビジネスアプリが提供されていましたが、Googleマップアプリから編集が可能となり専用アプリの提供は終了しています。(※アプリストアで表示されるGoogleマイビジネスアプリにGoogle公式のものはありません)
祝日や臨時休業の設定方法(特別営業時間の活用)
年末年始や祝日・臨時休業など、特定の日だけ通常とは異なる営業時間を設定したい場合は「特別営業時間」を活用しましょう。例えば年末年始の短縮営業・臨時休業をGoogleマップに正しく反映させることで、来店予定のお客様が誤った情報に惑わされるのを防ぐことができます。
特別営業時間の設定手順
特別営業時間は、Googleビジネスプロフィールの管理画面またはスマホアプリから設定可能です。先ほどと同じ手順で営業時間変更の画面へと進み、「特別営業時間」をクリックすることで設定できます。
年末年始や祝日・ゴールデンウィークなど、予め特別営業時間の設定が必要となりそうな日程を日本の祝日に合わせて提案してくれるため、先の予定を把握しやすいです。
営業時間のズレがあるとどうなる?
特別営業時間を設定しなかったり「営業中」と表示されているのに実際は休業していたりすると、遠くから足を運んでくれたお客様の期待を裏切ることにも繋がります。満足度の低下によって顧客の信頼を損ねるだけでなく口コミ評価の低下にもつながるため、できるだけ最新のものにしておくをおすすめします。
【注意】営業時間を変更できない場合の原因と対処法
Googleマップの営業時間を変更したのに反映されない、または変更できない場合は、いくつかの原因が考えられます。ここでは、よくある原因とその対処法を解説します。
オーナー確認が完了していない可能性
営業時間の編集を行うためには、自社店舗のGoogleビジネスプロフィールのオーナーとなり、Googleに対して管理者であることを明確にする必要があります。オーナー確認が必要な場合は、管理画面に「オーナー確認を行う」という表示が出ているはずです。
【対処法】 管理画面の指示に従い、電話・ハガキ・メールなどの方法でオーナー確認を完了させてください。オーナー確認が完了すると、営業時間の編集ができるようになります。設定方法は以下の記事でも解説しています。
他のユーザーが変更を上書きしている可能性
Googleマップはオーナー権限をもたないユーザーも「情報の修正を提案」できるため、他の人が変更を提案しGoogleによって承認されると、オーナーが変更した営業時間が上書きされることがあります。
【対処法】Googleマップはいち企業によって運営されているサービスであり、変更の判断はGoogleに委ねられてしまっています。EmbedSocialのような外部ツールを活用することで、第三者からの変更がないかをシステムを通して24時間監視・変更があった際には即座に上書き申請を行うことで、実質的に変更を防ぐことができます。
Google側の一時的なシステムエラーの可能性
まれにGoogleマップやGoogleビジネスプロフィールのシステムエラーにより、変更が正常に反映されないことがあります。
【対処法】しばらく時間を置いて再試行するか、別のデバイスやブラウザで変更を試してみてください。それでも反映されない場合は、Googleサポートに問い合わせるのが確実です。
【FAQ】Googleマップの営業時間変更に関するよくある質問
Googleマップの営業時間変更について、ユーザーからよく寄せられる疑問をまとめました。基本の手順はわかったけれど「この場合はどうなるの?」という細かいポイントを解決できます。
「24時間営業」や「定休日なし」はどう設定する?
Googleビジネスプロフィールでは、24時間営業の設定も可能です。
- 24時間営業の場合 → 営業時間を「00:00 ~ 00:00」に設定
- 定休日なしの場合 → すべての曜日に営業時間を入力
「定休日なし」にするには、特定の曜日を「休業」と設定せずすべての曜日に適切な営業時間を入力するだけでOKです。
臨時休業を設定したいが、どこで変更できる?
臨時休業を設定したい場合は「営業時間」のセクションから変更できます。一度休業を設定したあと、再度営業再開する場合に同じセクションから「決まった営業時間で営業している」に設定を戻せば臨時休業を解除できます。
Googleマップに「営業時間不明」と表示されるのはなぜ?
新しく店舗を登録した場合や長期間営業時間が更新されていない場合、Googleが正確な情報を持っていないと「営業時間不明」と表示されることがあります。
【対処法】 Googleビジネスプロフィールの管理画面で正しい営業時間を入力し、保存してください。店舗のウェブサイトやSNSにも営業時間を記載しておくと、Googleの情報更新がスムーズになることがあります。
変更した営業時間がGoogle検索結果には表示されない
Googleマップで正しく反映されているのに、Googleの検索結果では古い情報が表示されることがあります。これは、Googleの検索インデックスが更新されていないためです。
【対処法】 通常は時間が経てば自動更新されますが、急ぎの場合は「Googleにインデックス登録をリクエスト」することで、早めに反映される可能性があります。
複数店舗の営業時間を一括で変更できる?
Googleマップの営業時間を一括で変更する機能は、Google公式の機能としては提供されていません。
【対処法】 EmbedSocialのような外部ツールを活用することで、一括管理を行うことができます。通常の営業時間変更だけでなく特別営業時間の設定も可能なため、人の手で行うのと比べてコストの削減にもつながります。
【多店舗向け】一括管理ツールを使ってできること
冒頭でご紹介した「EmbedSocial」のように、複数のGoogleビジネスプロフィールを一括で管理できるツールを活用することで、管理にかかる手間を大幅に削減できます。特に複数の店舗を運営する企業にとって、情報の更新や管理ミスを防ぐことは、集客や信頼性の向上に直結します。
営業時間の第三者による書き換えを防止
Googleビジネスプロフィールでは、ユーザーからの提案により営業時間が変更されることがあります。一括管理ツールを活用すれば、各店舗の正しい営業時間を常に把握し必要に応じて即座に修正することで、誤った情報が掲載されるリスクを軽減できます。
営業時間・特別営業時間を一括で更新
年末年始や祝日など、多店舗を運営する企業では特別営業時間の設定が頻繁に発生する場合でも、一括管理ツールを利用すれば、30店舗・300店舗などの場合でも全店の営業時間や特別営業時間を一度に更新でき、運用の効率化と正確な情報管理が可能になります。
営業時間の変更を予約(スケジュール)
繁忙期や特定のキャンペーン期間に合わせて営業時間を変更したい場合、事前にスケジュール設定できる機能が便利です。一括管理ツールを使えば、指定した日時に自動で営業時間を更新できるため、スタッフの手間を削減し確実な情報管理が実現します。(※営業時間の変更予約(スケジュール)が搭載されているのは、当社が調べた限りEmbedSocialだけです)
【まとめ】正しい営業時間の登録で、集客の機会損失を防ごう
Googleマップの営業時間変更は、Googleビジネスプロフィールを使えば簡単にできます。PCやスマホからすぐに編集可能ですが、特に「特別営業時間」の活用や「オーナー確認の状態」には注意が必要です。
営業時間の登録や更新を怠ると、誤った情報が表示され、来店機会を失う可能性があります。特に、臨時休業や祝日営業などの変更を正しく設定しておかないと、顧客の混乱を招き、クチコミ評価にも悪影響を与えてしまいます。
この記事のポイント
- Googleマップの営業時間は Googleビジネスプロフィール から変更できる
- PC・スマホのどちらでも簡単に編集可能
- 祝日や臨時休業には 「特別営業時間」 を活用
- 変更が反映されない場合は、オーナー確認の状態やGoogleの審査 をチェック
- 正しい営業時間を登録することで、集客やSEOにもプラスの効果 が期待できる
営業時間の設定や変更は簡単ですが、正しく管理しないとビジネスの機会損失につながります。定期的にGoogleビジネスプロフィールをチェックし、常に最新の情報を反映させるようにしましょう。