EmbedSocialの製品に対する深い理解を促進し、ユーザーやパートナーの皆様との関係をさらに深めるためCEOやプロダクトマネージャーからのメッセージをお届けする、インタビューブログシリーズです。
今回のテーマは、2025年第2四半期に向けた製品開発のロードマップです。
EmbedSocialは2025年第2四半期、製品開発の中心に「AIエージェントの強化」を据えています。
本インタビューでは、CEOニコラ・ボイコフが語る今後の展望、AI導入の狙い、日本市場への期待、そしてユーザーに向けたメッセージをお届けします。
EmbedSocialとユーザーの皆様を信頼をより強固にするために
Q .今回、初めて私たちの製品戦略について皆様にご紹介することにしました。
二コラ:私たちの製品やビジョンについて、より多くのユーザーやパートナーの皆様に、より深く理解していただきたい、というのが最大の目的です。
現在私たちの主要製品を展開している、UGC(ユーザー生成コンテンツ)やGBP(Googleビジネスプロフィール)領域は非常に進化しています。
そのなかで、私たちの技術がどのように役立つかを正しく伝えることが、信頼の構築や新たな出会いにつながると信じています。
2025年第2四半期 主なテーマはAI機能の拡張
Q:2025年第2四半期の開発テーマや優先事項について教えてください。
二コラ:今期の主なテーマはAI機能の拡張です。私たちはこれまでにAI基盤の整備を進め、今は複数の「AIエージェント」を開発・導入するフェーズに入っています。
これらのエージェントは、ユーザーの皆様が日常的に行っている業務をサポートし、より早く・正確に・効率的に処理するために最適化されます。
例えば、多くのUGCの投稿にタグをつける作業や、投稿の表示・非表示を設定する作業、口コミへの返信など、これまで手作業だった工程をAIが代行または補助します。
Q:具体的にはどのようなAIエージェントがあるのですか?
二コラ:まず、GBP製品においては、2つのAIエージェントがすでに稼働しています。
ひとつは、Googleクチコミに自動で返信するAI、もうひとつは「AI監査」エージェントです。
このAI監査エージェントは、ユーザーのGBPの店舗情報を読み解き、カテゴリ、説明文、連絡先などを見直して、SEOの観点から改善提案をします。おそらく皆さんは、ローカルSEO専門家を雇ったような感覚を覚えるはずです。
Q:「AI監査」は今後どう発展していくのでしょうか?
二コラ:このエージェントは3段階で進化していくはずです。
第一のステップは、「レポート」段階で、現状を読み込み分析し、改善点を提示します。
第二のステップは、「提案」段階で、改善点を元に、具体的な修正案を出します。
第三のステップは、「自動実行」段階です。ユーザーが承認すれば、AIが店舗情報の更新を自動で行うことができるようになります。
例えば、新しい支店を開設した際、これまでのデータを元にAIが初期情報を作成し、「これでいいですか?」と提示してくれるようなイメージです。
ユーザーが承認すれば、自動で公開設定される仕組みです。
Q:このようなAI導入により、ユーザーの皆様の日常業務はどのように変わるでしょうか?
二コラ:理想は、「1人の担当者が10人分の仕事をこなせる」状態です。
AIエージェントはチームの一員として機能し、専門領域ごとに役割を持つようになります。投稿の表示設定専用AI、口コミ返信専用AI、SEO監査AIなど、複数のエージェントを組み合わせて使うことで、大幅な効率化が可能です。
グーグルビジネスプロフィール管理ツール日本語版をリリース
Q:今年Q1に、日本語版GBP管理ツールがリリースされました。感想を聞かせてください。
二コラ:とても嬉しく思っています。日本市場では以前から多くのリクエストをいただいていた機能なので、ようやく提供できて誇りに感じています。
クチコミへの対応や、店舗情報の即時更新、ローカル検索での上位表示など、皆様のビジネスの成長につながる確実な価値を提供できるはずです。
ユーザー・パートナーの皆様と共に次世代の業務効率化に取り組む
Q:今後の日本市場への展開や期待については?
二コラ:日本に特化したマーケティングキャンペーンも今期から本格化します。ユーザーや代理店の皆さんからのフィードバックを積極的に取り入れ、より洗練された製品にしていきたいと思っています。
Q:最後に、日本のユーザーやパートナーへのメッセージをお願いします。
二コラ:UGCやGBPの管理に関する課題があれば、ぜひ共有していただきたいと思います。
私たちはすでにAIによる開発インフラを整えているので、業種や用途ごとに最適なAIエージェントを一緒に作っていける準備ができています。
ぜひ、私たちと一緒に、AIによる次世代の業務効率化に取り組みましょう。
皆様のご意見やご提案をお待ち申し上げております。