InstagramやTwitterの浸透に伴い、ハッシュタグキャンペーンはSNSマーケティング担当者にとって常に選択肢にあがるマーケティング手法として普及してきました。ハッシュタグを活用したこのキャンペーン手法は一般消費者と企業のエンゲージメントの機会を増やし、顧客や売上の増加につながります。
そこで今回の記事では、過去を振り返り、有名ブランドによる海外のハッシュタグキャンペーン成功事例を集めてみました。世界的なブランドや団体によるキャンペーンの成功事例を見ることで、今後のハッシュタグキャンペーンを成功させるヒントが見つかるはずです。
記事の中では世界的な企業がどのようにキャンペーンの目的を達成しようとしたか、どのように素晴らしいアイデアを得たか、またはどのように素晴らしいハッシュタグキャンペーンの機会を認識したかを分析します。また、ソーシャルメディアアグリゲーターであるEmbedSocialフィード機能を使用し、ウェブサイト上でのキャンペーンのリーチを拡大する方法も紹介します。
目次
- #ShareACoke byコカ・コーラ
- #DoUsAFlavor byレイズ
- #PutACanOnIt byレッドブル
- #WorthSaying byロレアル パリ
- #ShareYourEars byディズニー
- #LikeAGirl by Always
- #WeAccept by Airbnb
- #IceBucketChallenge by ALS協会
- #MyCalvins byカルバン・クライン
- #FriedChickenDay byケンタッキー・フライドチキン
- #LetsDoLunch byドミノピザ
- ハッシュタグキャンペーンをウェブサイトに埋め込みリーチを拡大しよう
- キャンペーンに適したハッシュタグを作成するには?
- さいごに 今回のポイント
#ShareACoke byコカ・コーラ
#ShareACoke byコカ・コーラ キャンペーンの目的と概要
このキャンペーンの主な目的は、キャンペーン活動期間中にコカ・コーラの売上を伸ばし、消費者とつながりを持つことでした。
#ShareACokeキャンペーンは、2011年にオーストラリアで初めて実施され、その後、世界中に広がりました。このキャンペーンでは、従来のコカ・コーラのラッピングボトルを「Share a Coke with…」と異なる人気者の名前に変更しました。このシンプルなラベルの工夫により、このキャンペーンはブランドと消費者の間に、よりパーソナルなつながりを生み出しさらに、消費者が幸せな瞬間をソーシャルメディアで共有することを促しました。
#ShareACoke byコカ・コーラ キャンペーンの結果
このキャンペーンは、大きな売上成果をあげました。具体的には、夏の間、125万人以上の10代の若者がコカ・コーラを試飲しました。また、インスタグラムでは49万6000アカウントが#ShareACokeのハッシュタグを使用し、さらにツイッターでは8万9000アカウントが同ハッシュタグを使用しました。このキャンペーンはバイラル(*)ハッシュタグの活用により、売上を伸ばすだけでなくブランドの認知度を高め、おそらく最も象徴的なUGC(ユーザー生成コンテンツ)キャンペーンの1つとなりました。
(*)バイラル…口コミでじわじわと広がっていく様子
#DoUsAFlavor byレイズ
#DoUsAFlavor byレイズ キャンペーンの目的と概要
このキャンペーンの目的は潜在的な消費者を惹きつけ、Lay’sの新しいフレーバーに興奮させることでした。
ハッシュタグキャンペーンを成功させるために、彼らはクラウドソーシングの手法を活用して、次のセンセーショナルなポテトチップスの味の商品開発を行いました。2012年にアメリカで行われたハッシュタグキャンペーンでは、タイムズスクエアのポップアップストアにLay’sの22種類のフレーバーが並べられました。
キャンペーンに応募したい人は、Facebookページで簡単に新しいフレーバーを提案することができ、さらにそのフレーバーでカスタマイズされたLay’sバッグの画像が送られくるので、それをSNSでシェアすることができました。
さらに、キャンペーン応募者が最も盛り上がったのが、優勝者への魅力的な賞品でした。優勝したフレーバーを考案した人は、100万ドルまたはその年のチップの売り上げの1%を手に入れることができました。
Lay’sは優勝者を選ぶために3つのフレーバーに絞り込み、一般投票によって優勝者を選びました。これにより、このハッシュタグキャンペーンは誰にとっても公平なものとなり、より多くの人々を巻き込み、ブランドの認知度をさらに広めることができました。
#DoUsAFlavor byレイズ キャンペーンの結果
Lay’sの売上は前年比12%増、Facebookページの訪問者数は2,250万人に達しました。さらに、このハッシュタグキャンペーンは、10ヶ月間で380万件のフレーバー提案をブランドにもたらしました。新製品を宣伝するためのハッシュタグとしては、最も成功した例のひとつとなりました。
#PutACanOnIt byレッドブル
#PutACanOnIt byレッドブル キャンペーンの目的と概要
このキャンペーンの目的は、ブランドの認知度向上、UGCの収集、そして消費者との繋がりを構築することでした。
#PutACanOnItは、ブランドが立ち上げたのではなく、消費者がきっかけとなったInstagramとTwitterのハッシュタグキャンペーンです。2014年のことですが、あるユーザーが遠くに停まっているミニクーパーの前でレッドブルの缶を持った写真をTwitterに投稿したのです。その結果がRed Bull Miniの誕生であり、そして同社は素晴らしいハッシュタグキャンペーンを生み出すチャンスにいち早く気づきました。
この気づきの後レッドブルは、商品の顧客にレッドブルの缶で同じことをしてクリエイティブな投稿するように促しました。そしてすべてのコンテンツを1つの場所に集めるために、ブランドハッシュタグ#PutACanOnItで呼びかけたところ、数ヶ月でInstagramとTwitterでほぼ1万件のユーザー生成コンテンツを手に入れました。
このキャンペーンの最も優れた点は、この規模のブランドによる他のハッシュタグキャンペーンの例とは異なり、100%自然発生で99%がユーザー主導であったことです。
#PutACanOnIt byレッドブル キャンペーンの結果
このハッシュタグキャンペーンは、レッドブル製品が日常生活の一部であることを示しました。消費者とつながり、何千ものUGCコンテンツが寄せられ、大きな予算をかけずにInstagramとTwitterで人々に注目されることになったのです。
#WorthSaying Byロレアル パリ
#WorthSaying Byロレアル パリキャンペーンの目的と概要
このキャンペーンの目的は、エンゲージメントを高め、レッドカーペット上でも他の機会でも性差別についての会話を始め、ロレアルが女性の権利を守るブランドであることを認識させることでした。
ロレアルは世界一のビューティーブランドであり、女性のエンパワーメントと女性の個性や価値を尊重することでも知られています。ブランドのスローガンは「Because you’re worth it」であり、彼らのキャンペーン「Worth saying」は、このブランドがすべての女性の価値を支持することを改めて証明しました。
同ブランドは2016年のゴールデン・グローブ賞でスポンサーを務め、この機会を利用して、世界中の女性のためのポジティブでパワフルなキャンペーンを行いました。その数年前、多くの反性差別キャンペーンが、ジャーナリストが女優にレッドカーペットで何を着たかではなく、仕事について尋ねることを奨励していました。
ロレアルはこのアイデアを気に入り、レッドカーペットの上でも他の機会でも、ハッシュタグ「#WorthSaying」を使って自分たちの声を届けるキャンペーンを実施しました。このキャンペーンは女性セレブリティによって支持そして推進され、すぐに大きな注目と、多くの視聴者を獲得しました。
このハッシュタグキャンペーンはゴールデングローブ賞の期間中に行われたため、最大限の注目を浴びることに成功し、世界中の人々がこの運動について話題にするようになったのです。
そして最後の特徴として、#WorthSayingというハッシュタグは、ブランドのスローガンである「Because you are worth it」と結びついているだけでなく、人々が会話を始めるために使うことができ、明確でシンプルで、美しさの話題を超えて、本当に言わなければならないことを言うことができるものであることが挙げられます。それため、このキャンペーは、史上最も成功したハッシュタグの例の一つとなっています。
#WorthSaying Byロレアル パリキャンペーンの結果
このキャンペーンは、10億以上のPRとソーシャルインプレッションを獲得しました。また、ロレアルのソーシャルメディアアカウントのフォロワー数を2倍に増やし、エンゲージメントを3倍に高めました。
#ShareYourEars byディズニー
#ShareYourEars byディズニー キャンペーンの目的と概要
このキャンペーンの目的は、ブランドの認知度を上げ、UGCを集めながら、善意の活動を支援することでした。
#ShareYourEarsは最高のハッシュタグの例として認識されていますが、それはこのキャンペーンの目的が素晴らしい目的のための資金集めだったからです。
このキャンペーンはディズニーによって立ち上げられ、ソーシャルメディア上でミッキーマウスの耳をつけた写真が共有されるごとに、同社は5ドルをMake-A-Wish(団体)に寄付しました。耳をつけた写真に加えて、投稿の際に#shareyourearsを使用することが条件でした。
このハッシュタグキャンペーンは、Instagram、Twitter、Facebookで行われ、特定のターゲット層がいたわけではありません。しかし、このキャンペーンは大成功を収め、ハッシュタグ「#ShareYourEars」を使った写真の投稿は170万枚を超えました。
社会に目を向け、本質的な活動やトピックについて支持を表明するブランドを人々は好みます。このようなキャンペーンは、ブランドの認知度やソーシャルメディア上での存在感だけでなく、売上やロイヤルカスタマーの獲得にもつながります。
#ShareYourEars byディズニー キャンペーンの結果
このキャンペーンは、5,400万回以上のメディアインプレッションを獲得しました。その結果、インスタグラムでは13%、フェイスブックでは15%の視聴者増を達成しました。また、キャンペーン期間中、ディズニーのリーチ数は330%、エンゲージメント数は554%増加しました。さらに、キャンペーン期間中にネズミの耳を販売したことで、およそ15万ドルの収益があったそうです。
最終的には、100万ドルを寄付する代わりに、キャンペーンの成功により、その倍の200万ドルを寄付しました。
#LikeAGirl by Always
#LikeAGirl by Always キャンペーンの目的と概要
キャンペーンの目的はジェンダーの固定観念をなくし、「女の子みたい」というフレーズが侮辱として使われることを否定すること、そしてAlwaysが男女平等を支持するブランドであることを確立することでした。
この事例もまた、社会的に貢献する良い目的のために作られたハッシュタグの一例です。このキャンペーンでは、さまざまなソーシャルネットワークに投稿され、テレビで放映された一連の動画が使用されました。すべての動画は、女性(特に10代の少女)を中心に、サポートの欠如、低い自尊心、エンパワーメントの必要性といった問題に焦点をあてていました。
Always(P&G社の生理用品ブランド)は、女性や少女の能力やスキルに関するあらゆるネガティブな固定観念について人々に強調しました。さらに、これらのステレオタイプが、成長期にあり自己実現に悩む少女たちの精神や自己イメージにもたらす結果についても語っています。
メインの動画は、「#LikeAGirl」を実行することがどのようなものかを10代の男女にインタビューしたもので、2015年の米国のスーパーボウルの合間に放映されました。この動画は、社会に蔓延するステレオタイプと、若い女性達自身が考える「女の子みたいに」何かをすることの対比を映し出しました。
#LikeAGirl by Always キャンペーンの結果
本編の動画は9000万回以上視聴されました。また、ハッシュタグ「#LikeAGirl」は最初の3カ月で17万7000回以上ツイートされ、ターゲット消費者が主張する購買意欲の変化を評価すると、マーケターが当初予想したよりも50%も高い成長率を実証しました。
#WeAccept by Airbnb
#WeAccept by Airbnb キャンペーンの目的と概要
このキャンペーンの目的は消費者に企業価値を示し、Airbnbが差別を容認しているという誤解に対抗することでした。
Airbnbは、あるゲストがAirbnbを非難したことがきっかけに2016年頃から差別問題に対応し、コミュニティにいるすべての人に敬意をもって接することに同意することをユーザーに求めるポリシーを発案しました。これは、人種、性別、障害、宗教に関係なく敬意をもって接することをユーザーに求めるものでした。
その直後、米国が数カ国のイスラム教徒多数派に対する入国規制措置を発表しました。Airbnbは、今こそ声を大にしてこの不公平と闘うべき時だと考え、#WeAcceptキャンペーンを開始しました。
移民や難民を受け入れ、支援することを示したこのハッシュタグキャンペーンは、30秒間の動画とともにスーパーボウルでも放映されました。この結果すぐに大きな反響を得ることとなりました。
#WeAccept by Airbnb キャンペーンの結果
スーパーボウルでメッセージを共有し、会話を始めることで、すでにAirbnbはキャンペーンの目的を達成していました。しかし、この効果は#WeAcceptをつけたソーシャルメディアの投稿数で見たほうが分かりやすく、スーパーボウルが開催されていた半分の時間で、ツイッターだけで3万3千回のハッシュタグ付きツイートが投稿されました。
#IceBucketChallenge by ALS協会
#IceBucketChallenge by ALS協会 キャンペーンの目的と概要
このキャンペーンの目的はALSの治療法を見つけるための資金を集め、ALSについての認識を広めることにありました。
ブランド自身のアイデアではなく、意図せず広がったもう一つのハッシュタグの事例として、#IceBucketChallengeがあげられます。これはもともと難病を患う3人の患者が、面白くて簡単なチャレンジでALSに立ち向かうというアイデアを思いつたことがきっかけでした。彼らの目標は、ソーシャルメディアの力を活用し、ALSについての認識を広めることでした。
このチャレンジは、バケツに入った氷水を頭からかぶり、その様子を撮影したビデオをFacebookに投稿し、他の3人の友人に挑戦してもらい、寄付をするというものでした。このハッシュタグキャンペーンは、政治家、俳優、ミュージシャンなどの著名人に支持され、史上最も成功したソーシャル・ファンドレイジングの一つとして賞賛されました。
ただし、このハッシュタグキャンペーンには欠点もありました。それは、このチャレンジが口コミで広がっていったにもかかわらず、それが何かの目的のために行われ、寄付をしなければならないことを知らないまま参加する人がいたことです。キャンペーンは、国から国へ世界的に拡散するにつれ当初のメッセージは失われてしまいましたが、キャンペーンの目的は達成されたと言えるでしょう。
キャンペーンの結果
キャンペーンの結果、ALS協会の年間基金は187%増加し、世界159カ国で317万本の動画が作成されました。1ドルも使われることなく、2億2千万ドルが集まったこのキャンペーンは、最高のハッシュタグキャンペーン事例と言っても過言ではないでしょう。
#MyCalvins byカルバン・クライン
#MyCalvins byカルバン・クライン キャンペーンの目的と概要
このキャンペーンの目的はUGCコンテンツを収集し、ソーシャルメディア上でブランドのインタラクションを促進することでした。
カルバン・クラインの下着は、すでに何年も前から象徴的なアイテムとなっています。ジーンズからはみ出した下着に入ったロゴが、ステートメントピースとして人々からの注目を集めていることは皆さんもご存じの通りで、長年にわたるカルバン・クラインのキャンペーンの成果と言えるでしょう。
しかし、最も成功したハッシュタグキャンペーンのひとつは、実は2014年に始まったものでした。歌手のジャスティン・ビーバーがカルバン・クラインのキャンペーンでポーズをとっている写真をハッシュタグ「#MyCalvins」を使ってツイートしたことでキャンペーンがリニューアルされたのです。
これがきっかけとなり、カルバン・クラインのアイテムでポーズをとるファンからビルボードの写真を撮るファン、あらゆる出来事を報道するメディアなど、14万5千ものリツイートを集めました。大変大きな注目を集め、誰もがこのハッシュタグキャンペーンに参加するようになっていきました。
その後、ハッシュタグキャンペーンが自然に拡散されたことに加え、多くのセレブリティが参加したことで、#MyCalvinキャンペーンの露出がさらに増えていきました。
このキャンペーンの画期的な瞬間は、あらゆるサイズや形の体を取り上げ、個性とコミュニティを讃えるようになった時でした。ボディ・イメージにまつわる偏見や現状に挑戦する、一人ひとりの自由で力強い姿を称え、世界が一つになったです。
このハッシュタグは大成功を収め、現在もソーシャルメディア上で継続的にキャンペーンが行われています。
#MyCalvins byカルバン・クライン キャンペーンの結果
#MyCalvinsキャンペーンはInstagramでもブームとなり、当時Instagramでこのハッシュタグを使った写真の数は179,000枚に上ったということです。
#FriedChickenDay byケンタッキー・フライドチキン
It’s #FriedChickenDay magenge so let’s warm you up a bit 🍗🍗
Using ONLY GIFs, tell us you love Kentucky Fried Chicken without telling us you love Fried Chicken! There are a few R1000 KFC vouchers up for grabs throughout the day and goooooo 😅😎 #KFCDay pic.twitter.com/93Tyz7b3bz
— KFC South Africa (@KFCSA) July 6, 2021
#FriedChickenDay byケンタッキー・フライドチキン キャンペーンの目的と概要
キャンペーンの目的はUGCコンテンツを獲得し、ブランドの認知度を高めることでした。
これは数週間から数ヶ月間継続して活動する一般的なハッシュタグキャンペーンとは異なり、年間を通して活動するハッシュタグの例です。数年前、多くの食通がフライドチキンを楽しむ中、#FriedChickenDayというハッシュタグがTwitter上でトレンドとなりました。
KFCはこの機会を利用し、割引やキャンペーン、見込み客の獲得などのハッシュタグキャンペーンを#FriedChickenDay で実施しました。
このキャンペーンは動物保護団体から多くの批判を受けましたが、それでもこれはKFCのハッシュタグキャンペーンの中で最も成功したものの1つになっています。このことは、マーケティング担当者に素晴らしいマーケティングのアイデアは私たちの身近にあることを示唆しています。必要なのは、最新のトレンドに目を配り、それを自分のブランドの軸に据える方法を見つけることだけです。
新しいハッシュタグを作る必要はありません。あなたのブランドと関連付けるチャンスがあれば、すでにトレンドになっているハッシュタグを利用すればいいのです。
#FriedChickenDay byケンタッキー・フライドチキン キャンペーンの結果
KFCは、ブランドのソーシャルメディアでの存在感を大幅に高め、数千のUGCコンテンツを獲得することができました。
#LetsDoLunch byドミノピザ
#LetsDoLunch byドミノピザ キャンペーンの目的と概要
このキャンペーンの目的は顧客とのエンゲージメント、ブランド認知度の向上、売上の増加にありました。
このシンプルなハッシュタグの例は、すぐに成功することが証明されました。このキャンペーンに参加したい人は皆、#LetsDoLunchのハッシュタグを使って何かつぶやくだけで、注文時に割引が受けられました。
自宅にいながら、たった1回つぶやくだけで割引が受けられるわけですから、誰も抵抗する人はいないですね。そのため、このハッシュタグはTwitterのトレンドになり、人々は大好きなピザを割引で食べられることに大喜びでした。
#LetsDoLunch byドミノピザ キャンペーンの結果
このハッシュタグキャンペーンは、販促用商品やサービスがキャンペーンのスパイスとなることを示す完璧な例と言えるでしょう。さらに、顧客を自社に巻き込み、ソーシャルメディア上でのブランドの存在感を高めることに成功しました。
ハッシュタグキャンペーンをウェブサイトに埋め込みリーチを拡大しよう
ハッシュタグキャンペーンを開始する準備ができたら、ウェブサイトを含むすべてのチャネルでキャンペーンを宣伝しましょう。LPやウェブサイトにSNSを埋め込む簡単なコードを追加すれば、サイトを訪れた誰もがハッシュタグキャンペーンを見ることができ、参加することができます。
これを可能にするには、キャンペーンのハッシュタグが付いたSNS上の投稿を収集するためのプラットフォームを導入しましょう。当社製品のEmbedSocialプラットフォームのフィード機能を使えば、指定のハッシュタグの付いたコンテンツを様々なSNSから収集しウェブサイトに埋め込むためのコードを入手することができます。
コードを入手したら、キャンペーンを表示させたいウェブサイトに貼り付けるだけで、あとは自動的に連携してくれます。
また、ハッシュタグキャンペーンで集めたUGC(ユーザー生成コンテンツ)の見た目はカスタマイズすることができます。みなさんのサイトのイメージに合わせて、レイアウトやコンテンツの並び順、表示・非表示など、様々なカスタマイズをしてみましょう。
EmbedSocialにご興味のある方は以下からお問い合わせください。
キャンペーンに適したハッシュタグを作成するには?
ハッシュタグキャンペーンを企画する場合、重要なステップの一つは、良いハッシュタグを開発することです。良いハッシュタグとは、キャッチーで、関連性があり、覚えやすいものです。ここでは、優れたハッシュタグを考えるためのヒントをいくつか紹介します。
1. 簡潔性
ハッシュタグは短く、簡単に使えるもののほうがよいでしょう。人々がみなさんのハッシュタグを簡単に覚えて使えるようにすることが重要です。
2. 関連性
ハッシュタグはみなさんのブランドやキャンペーンに関連したものにしましょう。関連性が高ければ高いほど、人々はそのハッシュタグを使用する可能性が高くなります。
3. キーワード
ハッシュタグには、キャンペーンを説明するキーワードを使用しましょう。ソーシャルメディア上で関連するトピックを検索しているときに、人々がみなさんのキャンペーンを見つけやすくなるためです。
4. 独自性
ハッシュタグは独自のものにしましょう。他の目的にも使えるような一般的な言葉やフレーズを使うことは避けたほうがよいでしょう。ハッシュタグ付きの投稿を集める際などに、キャンペーン参加のものとそれ以外のものを分けることが難しくなってしまうためです。
5. テスト
キャンペーンの開始前にはハッシュタグ付きの投稿をテストしましょう。ハッシュタグを見た人が混乱しないように、スペルや使い方が簡単であることを確認します。
キャンペーンに最適なハッシュタグが決まったら、あらゆる場所で宣伝しましょう。ソーシャルメディアの投稿、LPなどのウェブサイト、その他のマーケティング資料の中に、このハッシュタグを入れましょう。そしてみなさんのブランドやキャンペーンについてオンラインで議論するときに、このハッシュタグを使うよう人々に呼びかけましょう。
良く練られた計画と創造力を駆使すれば、マーケティングの目標達成に役立つハッシュタグキャンペーンを実現することができます。
ハッシュタグキャンペーンの実施についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
こちらも読む:ハッシュタグキャンペーンを成功させるポイント
さいごに 今回のポイント
ハッシュタグは、キーワードの前に#をつけただけの簡単なものですが、ソーシャルメディアマーケティングの重要な要素と言えます。ハッシュタグは、人々がコンテンツを見つけやすくし、人気のあるトピックに関する会話を促進するために使用されます。
ソーシャルメディアにおけるハッシュタグは、企業が単にコンテンツをソーシャルメディアに投稿するだけでなく、より多くの方法で消費者とつながるために使用されます。ハッシュタグを使うことで企業は、人々がネットワークを通じてすでに行っているコミュニケーションに参加しながら、それに関連するコンテンツを作成することができます。
つまりハッシュタグを使うことで、ブランドが一度に多くの人にリーチできると同時に、フォロワー同士をつなげたり、コミュニティを築きやすいため、人気があるのです。これは企業がバイラルコンテンツを目指す場合には特に重要なポイントであり、ハッシュタグを使ったキャンペーンはまさにそのための素晴らしい方法と言えます。
ハッシュタグキャンペーンはさらに、規模の大小を問わず、どんなビジネスにも利用できます。また、すべてのソーシャルメディアプラットフォームで、SNS/ソーシャルメディアマーケティング戦略を簡単に実行することができる強力なツールなのです。
ソーシャルメディア(SNS)マーケティングの実現を強力にサポートするプラットフォームEmbedSocialについては、以下からお問い合わせください。