• 投稿日 2025/08/12
  • 最終更新日 2025/08/12

お客様に嫌がられない!自然に口コミをお願いできる例文集と頼み方のコツ

お店を経営する上で、お客様からの口コミは新規集客や信頼獲得に不可欠な要素です。Googleビジネスプロフィールや各ポータルサイトに投稿されるお客様の「生の声」は、何よりも強力な広告塔となります。しかし、多くの方が「どう頼めばお客様に嫌がられないか」「自然に口コミを書いてもらうには?」という悩みを抱えているのではないでしょうか。

本記事ではお客様に不快感を与えることなく、むしろ「喜んで書いてあげたい!」と感じてもらえるような、自然な口コミ依頼のコツと具体的な例文を徹底解説します。単なる「お願い」で終わらせず、お客様との関係性を深める「コミュニケーション」としての口コミ依頼術を学び、あなたのビジネスの強力な味方を増やしていきましょう。

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口コミをお願いする前に意識すべき心構えと準備

お客様に自然に、そして喜んで口コミを書いてもらうためには、単に「お願いする」ことだけでなく、その前段階の心構えと準備が非常に重要です。ここを疎かにするとかえってお客様に不快感を与えたり、期待するような口コミが集まらなかったりする原因となります。

「口コミをお願いする」とは「お客様の喜びを可視化する」こと

お客様に口コミをお願いする際、私たちが意識すべきは決して「お店のために何かをしてもらう」という一方的な依頼ではないということです。むしろ「お客様が体験した喜びや感動を、形にして表現するお手伝いをする」という視点を持つことが重要です。

お客様がサービスに満足し心から良いと感じた時、「この感動を誰かに伝えたい」「このお店の良さを知ってほしい」という気持ちが生まれます。口コミ依頼はそのポジティブな感情を、Googleビジネスプロフィールや各ポータルサイトという「見える場所」にアウトプットしてもらうためのサポートなのです。この心構えがあれば依頼が単なる義務感ではなく、お客様とのポジティブな関係性をさらに深めるコミュニケーションとして機能するでしょう。

そもそも「良いサービス」が大前提

いくら口コミの頼み方を工夫しても、提供するサービスそのものがお客様の期待に応えられなければ良い口コミは集まりません。それどころか依頼がかえって逆効果になり、低評価の口コミが増えるリスクさえあります。

お客様に「また来たい」「誰かに勧めたい」と感じてもらえるような質の高い商品やサービスを提供することが、良い口コミが集まる大前提です。技術力はもちろんのこと、丁寧な接客、心地よい空間、きめ細やかな気配りなど、お客様が満足し感動するような体験を提供できているか、常に自問自答し改善に努めることが、口コミ依頼の土台となります。

どのプラットフォームで口コミを集めるか明確にする

一口に「口コミ」と言っても、そのプラットフォームは多岐にわたります。Googleビジネスプロフィール、食べログ、ホットペッパービューティー、Retty、SNS(Instagram、Xなど)など、業種によって主要なプラットフォームは異なります。

お客様に口コミをお願いする前に、「どのプラットフォームで口コミを集めたいのか」を明確にしておくことが非常に重要です。ターゲットとする顧客層が主に利用しているプラットフォームはどこか、MEO対策として強化したいのはGoogleビジネスプロフィールか、それとも特定のポータルサイトかなど目的を絞りましょう。

依頼する際に具体的にプラットフォーム名を伝えることで、お客様は迷うことなくスムーズに投稿できます。同時に、そのプラットフォームでの投稿方法が簡単であることも確認しておきましょう。ただしお客様に複数プラットフォームへの投稿をお願いするのは難しいため、投稿先は一つに絞りましょう

口コミ投稿の「ハードル」を極限まで下げる

お客様に「口コミを書いてみよう」と思ってもらえても、投稿までのプロセスが複雑だったり、時間がかかったりすると、途中で諦めてしまう方がほとんどです。口コミ投稿の「ハードル」を極限まで下げることが、気兼ねなく投稿してもらうために必要です。

具体的には、以下のような準備をしておきましょう。

ハードルの下げ方 具体的な内容
QRコードの活用 Googleビジネスプロフィールや指定のポータルサイトの口コミ投稿ページに直接飛べるQRコードを用意し、レジ横やサンキューカードに印刷して渡す。
簡単なガイドラインの提示 「1分で書けます」「思ったこと、感じたことを自由に書いてください」など、負担が少ないことを伝える。
特定の質問を促す 「特に〇〇の点についてご意見をいただけると嬉しいです」といったように、書く内容のヒントを軽く与えることで、お客様が考えやすくなります。

お客様がストレスなく気軽に口コミを投稿できる環境を整えることが、依頼を成功させるための重要な準備となります。

口コミをお願いする「ベストなタイミング」を見極める

口コミをお願いするタイミングは、お客様の満足度を最大限に引き出し、質の高い口コミを獲得するために非常に重要です。お客様が最もポジティブな感情を抱いている瞬間に依頼することで、快く口コミを書いてもらいやすくなります。

具体的には、以下のような満足度の高いタイミングを見極めましょう。

タイミング タイミングの詳細
サービス提供直後 例えば美容院であればカットやカラーが終わり、仕上がりに満足している瞬間などです。

飲食店であれば、食事が終わり「美味しかった」とお客様が感じている時などです。

感動や満足感がまだ鮮明なうちに声をかけるのが効果的です。

感謝の気持ちを伝えられた時 お客様から「ありがとう」「とても良かったよ」といった感謝の言葉を直接伝えられた時は、まさに口コミをお願いする絶好のチャンスです。

お客様自身がお店への良い感情を表明しているため、自然な流れで依頼できます。

再来店を約束してくれた時 お客様が「また来ますね」「次もお願いします」などと伝えてくれた場合も、高い満足度を示しています。

このような場合は、「次回のご来店も心よりお待ちしております。もしよろしければ、今回の感想を口コミで教えていただけますと幸いです」といった形で依頼できます。

お客様の表情や言葉、態度をよく観察し、最高のタイミングでスマートにお声がけすることで、口コミの獲得率を高めることができます。

【シーン別】お客様に「ありがとう」と言われる口コミ依頼の例文集

お客様に「ありがとう」と感謝されるような口コミ依頼は、単なるお願いではなくお客様との良好な関係性をさらに深めるコミュニケーションです。ここでは様々なシーンで自然に、そして効果的に口コミをお願いできる例文をご紹介します。

対面(レジ・お見送り時)での声かけ例文

お客様との直接のコミュニケーションは、最も効果的な口コミ依頼の機会です。お客様の満足度が最も高まっているタイミングを見計らって、感謝の気持ちと共に自然な形でお願いしましょう。

来店後、会計時

会計時はお客様がサービスへの対価を支払うタイミングであり、満足度を最終的に判断する瞬間でもあります。

例文1:シンプルな感謝と共に
本日はご来店いただきありがとうございました!

何かお困りな点はございませんでしたか?もしよろしければ、今回の[施術/サービス]について、Googleマップ(または[特定のサイト名])に簡単なご感想をお聞かせいただけると嬉しいです。今後の励みになりますので、お時間のある時で構いませんので、よろしくお願いいたします。

 

例文2:具体的な感想を引き出す形で
本日はありがとうございました![サービス名など]はいかがでしたでしょうか?もし、今日のサービスについてご満足いただけましたら、Googleマップ(または[特定のサイト名])に一言でもご感想をいただけると幸いです。スタッフ一同、今後の励みになります。

施術・サービス終了直後

施術やサービスが終わり、お客様が満足感に浸っているタイミングは、最もポジティブな口コミが期待できる瞬間です。

例文
本日は[施術名]をご利用いただきありがとうございました!

[具体的な感想、例:髪のツヤ、お肌の潤い]はいかがでしたでしょうか?〇〇様にとって、今日が素敵な一日になったら嬉しいです。もし、少しでもご満足いただけましたら、Googleマップ(または[特定のサイト名])に簡単なご感想を投稿いただけると、私たちの励みになります。

ありがとうございました!

POP・チラシ・カードでの依頼例文

対面だけでなく、お客様が「いつでも」「手軽に」口コミ投稿ができるよう店内のツールを活用するのも有効です。

店内POP

レジ周りや待合スペースなど、お客様の目に触れやすい場所に設置します。QRコードを大きく表示し、投稿へのハードルを下げましょう。

例文
「あなたの『ありがとう』が、私たちの力になります!」

本日はご来店ありがとうございます。

私たちのサービスにご満足いただけましたら、ぜひGoogleマップ(または[特定のサイト名])でご感想をお聞かせください。

お客様からの温かいお言葉が、スタッフ全員の励みになります。

▶︎ 口コミ投稿はこちらから [QRコード]

サンキューカード・名刺

お会計時にお渡しするサンキューカードや、スタッフの名刺の裏面に口コミ依頼を記載します。お客様が帰宅後も思い出して投稿できるように促します。

サンキューカード例文
本日はご来店いただき、誠にありがとうございました。

〇〇様にお会いできたこと、スタッフ一同大変嬉しく思います。

もし、今日の[サービス]にご満足いただけましたら、

お客様の貴重なご意見をGoogleマップ(または[特定のサイト名])に

お聞かせいただけると幸いです。

私たちの今後の励みになります。

次回のご来店も心よりお待ちしております。

口コミ投稿はこちらから [QRコード]

 

名刺裏面の例文
本日はありがとうございました。

よろしければ、Googleマップ(または[特定のサイト名])に

ご感想をお聞かせいただけると嬉しいです!

〇〇(スタッフ名)の励みになります!

[QRコード]

メール・LINEでの依頼例文

来店後のお客様に、感謝と共に口コミを依頼するデジタルツールです。お客様の都合の良いタイミングで投稿を促せます。

来店後サンキューメール・LINE

来店から数時間後~翌日までに、感謝のメッセージと共に口コミ依頼を送ります。

例文
件名:本日はご来店ありがとうございました![店名]です

[お客様の名前]様

本日は[店名]にご来店いただき、誠にありがとうございました。

[具体的なサービス名、例:今回のヘアスタイル、ネイル]はいかがでしたでしょうか?

〇〇様にとって、心地よい時間をお過ごしいただけていれば幸いです。

もしよろしければ、今回の体験について、簡単なご感想をGoogleマップ(または[特定のサイト名])に投稿いただけませんでしょうか?

お客様の貴重なご意見が、私たちのサービス向上とスタッフの大きな励みとなります。

▼口コミ投稿はこちらから

[口コミ投稿ページのURLまたはQRコード]

またのご来店を心よりお待ちしております。

[店名] [電話番号] [ウェブサイトURL]

メルマガ・定期配信

既存顧客向けのメルマガやLINEの定期配信で、口コミを定期的に促します。

例文
件名:【[店名]】お客様の声をお聞かせください!

いつも[店名]をご利用いただき、誠にありがとうございます。

私たちは、お客様に「最高の癒やしと美」をご提供できるよう、日々サービスの向上に努めております。

そこで、皆様の率直なご意見やご感想をお聞かせいただきたく、

Googleマップ(または[特定のサイト名])での口コミ投稿をお願いしております。

「〇〇が良かった!」「スタッフの対応が丁寧だった!」など、

どんな些細なことでも構いません。

皆様からの温かいお言葉が、私たちの大きな励みとなります。

▼口コミ投稿はこちらから

[口コミ投稿ページのURLまたはQRコード]

今後とも[店名]をよろしくお願いいたします。

[店名] [電話番号] [ウェブサイトURL]

口コミ依頼時に「やってはいけない」NG行動と注意点

お客様に自然に口コミをお願いすることは重要ですが、一歩間違えるとお客様に不快感を与えたり、Googleのポリシー違反となったりする可能性があります。ここでは、口コミ依頼時に絶対に避けるべきNG行動とその注意点を解説します。

特典と引き換えに良い口コミを依頼する

これは最も重要なNG行動の一つです。 「良い口コミを書いてくれたら割引」「5つ星をつけたらプレゼント」といった形で、特典と引き換えにポジティブな口コミ(特に評価を指定して)を依頼する行為は、Googleのポリシーに違反します。

Googleは口コミの公平性と信頼性を非常に重視しており、金銭や物品などの報酬と引き換えに投稿された口コミは「不正なコンテンツ」として削除の対象となります。また、このような行為はお客様にも不信感を与え、お店の信頼性を大きく損なう可能性があります。純粋な感謝の気持ちを伝えるのは問題ありませんが、口コミ投稿自体に直接的な報酬を結びつけることは避けましょう。

無理強いや強要

「必ず口コミを書いてください」「書かないと困ります」といった、お客様に口コミ投稿を無理強いしたり、強要したりする言動は絶対に避けましょう。

お客様は、あくまで自らの意思で口コミを投稿するものです。来店中や会計時にしつこく依頼したりプレッシャーをかけたりすると、お客様は不快に感じお店への印象が悪化してしまいます。結果として二度と来店してくれなくなったり、最悪の場合はネガティブな口コミに繋がったりするリスクがあります。「もしよろしければ、お時間のある時で構いませんので」といった、お客様の自主性を尊重する言葉遣いを心がけましょう。

具体的な内容を指定する依頼

「5つ星をつけてください」「〇〇が良かったと書いてください」など、口コミの評価や内容を具体的に指定して依頼する行為も避けるべきです。

これもGoogleのポリシー違反となる可能性があり、口コミの信頼性を損ねます。お客様の率直な感想や評価が口コミの最も価値ある部分です。自由に感じたことを書いてもらうことで、より信頼性が高く他のユーザーにとっても参考になる口コミが集まります。「率直なご意見をお聞かせください」「感じたことを自由に書いていただけると嬉しいです」といった表現で、お客様の自主的な投稿を促しましょう。

サービス提供中のお願いは控える

食事中や施術中、あるいは接客を受けている最中など、お客様がサービスを受けている最中に口コミ投稿をお願いするのは避けましょう。

お客様はリラックスしたい、あるいはサービスに集中したいと考えています。このタイミングで依頼されても、じっくり考える時間もなく不快感を与えてしまう可能性があります。口コミ依頼はサービスが終了し、お客様が満足感を得ているであろう会計時やお見送り時、あるいは帰宅後のサンキューメールなどで、お客様の負担にならないタイミングを選ぶことが重要です。

事実と異なる内容を書かせる誘導はしない

「以前の不手際は書かないでください」「当店とは関係ない競合の悪い口コミを書いてください」など、事実と異なる内容を書かせたり虚偽の内容を誘導したりする行為は、倫理的に許されません。

これは口コミの信頼性を根底から揺るがす行為であり、発覚した場合にはお店の信用は地に落ちます。Googleのポリシー違反であるだけでなく、社会的な信頼を失い法的問題に発展する可能性さえあります。常に誠実な姿勢でお客様の純粋な意見を尊重し、真実に基づいた口コミを募ることが大切です。

EmbedSocialならMEO対策と口コミ管理が同時に実現!


口コミを投稿してもらうことは大事ですが、それと同じくらい投稿後の「管理」も重要です。投稿された口コミに対して適切に返信したり、マーケティングに活用したりすることで、初めて口コミの真価は発揮します。

当社が提供する口コミ管理ツール「EmbedSocial」は、企業のウェブサイトやLPに口コミなどのコンテンツを簡単に埋め込むことができ、顧客の購買意欲向上やサイトのエンゲージメント強化に貢献します。特に、Googleビジネスプロフィールと連携したMEO対策にも強みがあり、地域ビジネスの集客にも効果的です。

Googleビジネスプロフィールとの連携でMEO対策を強化

Googleビジネスプロフィールは、店舗や地域ビジネスにとって非常に重要な集客ツールです。
EmbedSocialは、このGoogleビジネスプロフィールに投稿された口コミを自動で収集し、ウェブサイトに表示することができます。これにより、ウェブサイト訪問者は実店舗の評判をすぐに確認でき、地域検索における表示順位の向上(MEO対策)にも繋がり、来店促進に大きく貢献します。

生成AIによる口コミ返信の効率化

EmbedSocialでは「あなたのAIエージェント」として、あらかじめ設定した「話し方のトーン」に基づき、口コミへの自動返信を生成・実行できます。これにより、返信業務の大幅な効率化と品質の均一化を実現します。

また、返信を完全に自動化せずともAIが口コミの内容を読み取り、適切な返信文の候補を提示してくれます。これにより担当者は最終的な確認と調整を行うだけで済むため、返信作業の負担を軽減しつつ、人間らしい温かみを加えることも可能です。

散らばるSNSの声を一元管理し、サイトに集約・活用

InstagramやX、Facebookなど顧客の声は様々なSNS上に存在しています。EmbedSocialはこれらのSNS投稿(UGC:ユーザー生成コンテンツ)を自動で収集し、一元的に管理することが可能です。

集約されたUGCは、企業のウェブサイトやLPに魅力的なギャラリー形式で簡単に埋め込むことができ、訪問者のエンゲージメントを高め、商品の魅力や利用シーンをリアルな声で伝えることで購買意欲向上に繋げます。

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まとめ:口コミは「お願い」ではなく「お客様とのコミュニケーション」

本記事では、お客様に嫌がられずに自然に口コミをお願いするための心構えと準備から、具体的なシーン別の依頼例文、そして絶対に避けるべきNG行動までを詳しく解説しました。

重要なのは、お客様の喜びを可視化するという意識を持つこと、そして質の高いサービスを提供することが大前提であるということです。それをしたうえで対面での声かけ、POPやカードでの案内、そしてメールやLINEでの依頼など、様々なタッチポイントでお客様の負担にならないタイミングと方法を選ぶことで、「ありがとう」と感謝されるような口コミ依頼が可能になります。

口コミを「お客様との大切なコミュニケーション」と捉え、本記事で紹介したコツと例文を活用して、あなたのビジネスの強力な味方を増やしていきましょう。

この記事を書いた人
EmbedSocial Japan編集部
EmbedSocial Japan編集部
SNSやUGCの活用、Googleビジネスの管理(MEO対策)に活用できるSaaSツールやマーケティングノウハウの提供を通して、企業が広告に頼らずオーガニックに集客を加速できる未来を目指しています。
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