本記事では、上記の内容についての背景や手順・説明を加えながら、詳細を詳しく説明していきます。社内やクライアントなどに対して説明を行う必要がある立場の方は、ぜひ最後までお読みくださいませ。タイムラインの埋め込みが表示されない原因から、外部ツールの利用方法までを網羅的にカバーし、ウェブサイト運営者が直面するこの課題を解決するための具体的な手段を提供します。
X(旧Twitter)のタイムラインをWEBサイトに埋め込んでも表示されない理由は、X側による制限が原因となります。根拠の一つとしては、2023年7月2日に導入された投稿の表示件数に関する制限だと言われています。
To address extreme levels of data scraping & system manipulation, we’ve applied the following temporary limits:
– Verified accounts are limited to reading 6000 posts/day
– Unverified accounts to 600 posts/day
– New unverified accounts to 300/day— Elon Musk (@elonmusk) July 1, 2023
極端なレベルのデータスクレイピングとシステム操作に対処するために、次の一時的な制限を適用しました。
– 認証済みアカウントは1日あたり6000件の投稿を閲覧できる制限があります
– 未確認アカウントは1日600件の投稿まで
– 未確認の新規アカウントが1日300件までGoogleによる英語からの翻訳
一時期Xをアプリで使用しているユーザーでも一定数以上の投稿を閲覧することができない事象が発生したように、この制限はユーザーの投稿閲覧可能数を制限するものですが、この発表前後でタイムラインの埋め込みが表示されなくなったことから、対策の一つだと考えられています。トラフィックの多いサイトであれば、タイムラインの埋め込みを通して一日数億件以上の投稿閲覧が発生しうることを考えると、上記の制限を考慮すると致し方ない流れにも思われます。
またXのタイムラインを埋め込んだ際にはコンソールにメッセージが表示されますが、こちらは2022年9月時点で旧Twitter社がタイムライン埋め込みの仕様変更にともなう発表を行った際に、ガイドとして公開された記事であり、その後アップデートはされておらず今回の表示制限に対するコメントなども見当たりませんでした。
[Update] There have been recent updates to Embedded X Timelines and supported parameters.
For more information on what has changed visit: https://twittercommunity.com/t/embedded-timelines-update-parameters-support/177112
Please submit feedback or report any bugs: https://twittercommunity.com/c/publisher/websites/Consoleで確認できるメッセージ
以上のように、現状としてX社から公開されている情報の中でタイムライン埋め込みができないことの確定状況や条件、今後の見通しなど一般公開された情報は見つかりませんが、多くの人が事象を報告している以上、Xにログインしていないユーザーにはタイムラインは表示されないと考えたほうがよく、1年以上状況が改善していないことから、今後もすぐに状況が改善される可能性は低いと考えたほうが無難と言えそうです。
X(旧Twitter)では、タイムラインの埋め込み表示に関する制限がある一方で、個別のポストやフォローボタンなど、現在も利用可能な埋め込みパーツがあります。以下では、それぞれのパーツの違いと利用方法について詳しく説明します。
個別ポストの埋め込みは、特定のポストを選んでそのポストだけをウェブサイトに表示する方法です。タイムライン全体の埋め込みと異なり、個別ポストの場合はログインの必要がなく、誰でも閲覧可能です。これにより、特定のポストを強調したい場合や、特定の情報をピンポイントで共有したい場合に有効です。
1. 埋め込みたいポストの右上にあるメニュー(…)をクリック。
2. 「ポストを埋め込む」を選択。
3. 表示される埋め込みコードをコピーして、ウェブサイトのHTMLに貼り付けます。
この方法では、タイムライン全体ではなく、特定のポストのみが表示されるため、読み込むデータ量が少なく、ページの表示速度に影響を与えにくいというメリットもあります。
タイムライン表示は、特定のユーザーアカウントの全てのポストを時系列で表示する方法です。これにはログインが必要な場合が多く、表示されないことがあります。一方、個別ポストの埋め込みは、特定のポストだけを表示するため、ログインの必要がなく、確実に表示されます。タイムライン全体の埋め込みは、リアルタイムでの情報更新が必要な場合に便利ですが、個別ポストは特定の情報を強調したい場合、他社の投稿を引用したい場合などに適しています。
フォローボタンは、ウェブサイト訪問者が簡単に特定のXアカウントをフォローできるようにするためのボタンです。これにより、ユーザーはワンクリックでフォローアクションを実行でき、ウェブサイト運営者はアカウントのフォロワー数を増やすことができます。
1. XのPublishツールを開きます。
2. 「フォローボタン」を選択します。
3. フォローしたいアカウントのユーザー名を入力し、表示オプションを設定します。
4. 表示されたコードをコピーして、ウェブサイトのHTMLに貼り付けます。
フォローボタンは、ユーザーがアカウントをフォローする際のハードルを下げ、エンゲージメントを高める効果があります。
ここまで紹介してきたように、現在ではX(旧Twitter)のタイムラインをウェブサイトに埋め込む際、ログインしていないユーザーには表示されないことが多いですが、EmbedSocialなどの外部ツールを利用することで、この問題を解決できます。
EmbedSocialは、API経由でXの投稿データを取得し、独自のサーバーにデータを保存しています。この仕組みにより、EmbedSocialを使ってタイムライン投稿を取得するユーザーは、ログインしていないユーザーに対してもこれらの投稿を表示させることができます。
有料化開始後のX APIに関する仕様は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ここでは、EmbedSocialを使ってX(旧Twitter)のタイムライン投稿を表示させる場合のメリットについて紹介します。
タイムラインを取得したいアカウントを管理画面に追加した後は、該当のアカウントで新規投稿が合った際にも自動でシステムへと投稿が取得されます。そのためWEB制作担当者は、都度アカウントのつなぎ直しやメンテナンスを行う必要がなく、作業を軽減することができ、サイト訪問者にとっても最新情報にアクセスすることが可能となります。
EmbedSocialは、特定のアカウントのタイムラインだけでなく、特定のハッシュタグに基づいた投稿も表示できます。これは企業が一般の方々の声を集める際や、特定のテーマに基づいてキャンペーンを実施する際に特に有効で、自社に関連する広範なコンテンツを迅速に集めることができます。
またEmbedSocialには、表示させる投稿を選別する機能が備わっています。これにより、不要な投稿を除外し、関連性の高い投稿のみを表示させることができます。これにより、タイムラインの質を高め、訪問者にとって有益な情報を提供できます。
EmbedSocialでは合計70種類以上のレイアウトテンプレートを利用することができるため、自社サイトのデザインや表示させるコンテンツに合わせて、画像メインのレイアウトや、ショート動画に適したもの、テキストの表示に適したものといった形で最適なレイアウトを選択できます。
システムへと取得した投稿のデータを、一括でダウンロードする機能も備わっています。エクセルやCSV形式で投稿のURLやキャプション、ユーザーネームなどの情報を一覧化してダウンロードすることができるため、社内やクライアントに対するキャンペーン後のレポートや、顧客の声を分析する場面などにおいて活躍します。
その他にも、EmbedSocialを活用することでX公式の埋め込みには存在しない数多くの便利な機能を利用することができます。
便利な外部ツールですが、使用するにあたっていくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットを理解することで、ウェブサイト運営者は最適なツールを選択し、サイトリニューアルなどの作業をスムーズに完了させ、安定的に運用することができます。
営利企業によって提供されている外部ツールを利用する際には、通常月額費用が発生します。それはEmbedSocialについても同様で、X(旧Twitter)とのインテグレーションを活用するには最低でもPROプラン(月額 7,150円)の負担が必要になり、予算に限りのある小規模なサイトの運営者にとって負担となる可能性があります。
特にハッシュタグ経由で投稿を取得する場合には、専用のAPIを用意することが必要となり、上位プランの契約が必要となります。詳しくは以下の記事をご参照くださいませ。
Xで投稿を閲覧する場合と同様、X APIを通して投稿を取得することができる数にも限りがあるため、EmbedSocialなどの外部ツールを利用する場合にもその影響を受けることになります。
EmbedSocialではフリープランも開放されており、利用者はInstagramのタイムライン投稿埋め込みを無料で行うことが可能です。この場合には、毎日新規投稿を取得することができるため、ウェブサイトでの最新情報の掲載により適しています。有料プランの契約が難しい場合、まずは無料で試してみたい場合にはお気軽にお試しくださいませ。
EmbedSocialでは、数多くの投稿・または高頻度で投稿を取得したいユーザー様向けに、企業様が自社でXのAPIを契約いただき、そのAPI情報をシステムとつなぎこむオプションも用意してます。この場合投稿取得における制限は他ユーザーとの共有ではなく自社単体となるため、XのAPIにおける制限の範囲内で取得間隔を自由に調整できます。
ここでは、EmbedSocialの管理画面を使用した具体的な操作手順を紹介します。この手順を動画で説明することで、視覚的に分かりやすく、スムーズに操作を進められるようになります。
動画の中では、EmbedSocialを使ってXのタイムラインを取得し、ウェブサイトに埋め込む方法をステップバイステップで解説します。以下の動画をご覧いただき、EmbedSocialを使ったXのタイムライン埋め込みの手順を確認してください。
企業のウェブサイトやキャンペーンページにX(旧Twitter)のタイムラインを埋め込む際、信頼性と機能性を兼ね備えた外部ツールの使用が重要です。国内2,000ユーザー以上、全世界では30万ユーザー以上に利用されているEmbedSocialは、その点で最適な選択肢です。
ISO27001の認証を取得しており、過去半年間で99.9%のシステム稼働率(2024年4月時点)、日本法人をもち管理画面・サポートの両方を日本語で提供する当社は、サポートの満足度は平均95%以上の評価をいただいております。X(旧Twitter)のウェブサイトへの活用を検討されている方は、以下よりお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。