• 投稿日 2022/06/22
  • 最終更新日 2024/11/11

【2024年9月更新】X(旧Twitter)キャンペーンに関するポリシー・ガイドラインまとめ

X(旧Twitter)ではハッシュタグキャンペーンやリツイートキャンペーンなど、数多くのキャンペーンが展開されていますが、キャンペーンの実施方法によっては、最悪の場合運営側や応募者側のアカウントが停止されてしまうようなケースもあるようです。そこで今回の記事では、Xキャンペーンや応募規約を作成する上で参考になるようなX公式ガイドラインや注意点をまとめてご紹介いたします。

なお、2023年4月末にX社によるAPI有料化の変更がありましたが、キャンペーンのガイドラインなどについての大きな変更はあまりないようです(2024年9月現在)。今回の変更にともないEmbedSocialでも一部仕様の変更がございましたので、詳しくはこちらの記事をご確認ください。

※本記事はX社のポリシー・ガイドラインに関する一般的な情報の提供を目的としており、情報の正確性および最新性等を保証するものではございません。Xキャンペーンの実施にあたっては、X社の最新の規約等をご参照のうえ自己判断で実施いただきますようお願いいたします。

*Instagramの場合はこちら:Instagramキャンペーンに関するポリシー・ガイドラインまとめ

目次

  1. 特に確認が必要な3つのガイドライン・規約
  2. キャンペーンを行う上での注意事項まとめ
  3. 要注意!ガイドラインに抵触する恐れのある企画例
  4. よりよいキャンペーン運営のための一般的な対策例
  5. Xキャンペーン実施に関する参照ページ

特に確認が必要な3つのガイドライン・規約

Xには数多くのガイドラインや規定が存在していますが、今回はハッシュタグキャンペーンを行う上で特に重要な項目を3つピックアップしております。

1. キャンペーンの実施についてのガイドライン

Xでキャンペーンを実施する際のルールについて記載があるため、最も重要と考えられるガイドラインです。キャンペーンを行う上で参加方法に設定する禁止事項や推奨事項が非常に具体的に明記されていることが特徴です。

2. プラットフォームの操作とスパムに関するポリシー

スパムとみなされる行為などについて具体的な記載があります。キャンペーンの仕方によっては主催者または参加者側のアカウントがスパム行為とみなされ凍結などの措置をとられる可能性もあるため、具体的なキャンペーン企画の策定においては必ず参照が必要なページといえます。

3. 検索のルールと留意点について

内容が似た投稿を繰り返す場合などには、検索結果の質を保つために一部の投稿がX検索で表示されなくなる場合があります。企画しているキャンペーンの手法が該当しないかどうか事前に目を通すことが推奨され、X側からもキャンペーンの実施においては確認することが求められています。

これらのガイドラインはキャンペーン参加者の適切な利用をサポートするためのものですが、主催者側もキャンペーンを開始する前にXルールと検索のベストプラクティスの両方を必ず確認してください。キャンペーンの実施についてのガイドライン

キャンペーンを行う上で注意事項まとめ

この章では、上記のガイドラインの中からXキャンペーンの実施に関係する内容を、ガイドラインからの引用抜粋と一緒にご紹介いたします。

  •   「フォロー「いいね」に対して直接報酬を設定しない
  •   複数アカウントを使った参加の禁止を明記する
  •   同一または似通った投稿が繰り返されることを防止する
  •   応募用ハッシュタグと投稿する内容を関連性の高いものにする

「フォロー」「いいね」に対して直接報酬を設定しない

フォローやエンゲージメントの購入などは禁止されているため、フォローの見返りとしてギフト券などをプレゼントとすることはガイドラインに抵触する可能性が高いです。

そのため一般的に実施されているXキャンペーンでは、フォローなどに対しての直接的な報酬ではなく、応募された方の中から抽選でプレゼントを贈呈するといった方法が採用されているケースが多く見られます。

自身または他者のフォロワーやエンゲージメントを人為的に誇張することは禁じられています。これには以下の行為が該当します。
ツイートやアカウントの測定データの増加を販売または購入すること – フォロワーやエンゲージメント(リツイート、いいね、@ツイート、投票)を販売または購入することプラットフォームの操作とスパムに関するポリシー

複数アカウントを使った参加の禁止を明記する

例えばキャンペーンのルールで「応募回数上限は1アカウントあたり1回まで」と規定されている場合、1ユーザーが複数のアカウントを作成して応募される可能性がありますが、そのような場合にはアカウント凍結などのペナルティが施行される場合があるとされています。

キャンペーンを実施する際の利用規約に、複数のアカウントからの応募に対し当選資格の失効を明記することが求められています。

キャンペーンに何度も応募するために多くのアカウントを作った利用者は、すべてのアカウントが凍結されることになります。複数のアカウントで応募した利用者は当選資格を失うことを必ず明記してください。キャンペーンの実施についてのガイドライン

同一または似通った投稿が繰り返されることを防止する

上記と同様に同一のアカウントからであっても似通った内容を繰り返し投稿することはXルール違反となるため、キャンペーンの実施においては一人あたりの投稿数(応募回数)を制限することで対策を取ることができます。複数回の投稿を許容する際には、キャンペーンの参加お題を複数個用意するなど企画に工夫を加えることが必要といえます。

まったく同じ、またはほとんど同じ内容やリンクを投稿することはXルール違反であり、検索の品質を低下させる恐れがあります。同じツイートを何度も繰り返すように推奨するルールは設定しないでください(「一番多くリツイートした利用者に賞品を提供」など)。あなたが主催したキャンペーンや懸賞が原因で、利用者がX検索から自動的に除外される可能性があります。キャンペーンのルールとして、1日に複数回応募した場合は無効になる旨を明記することをおすすめします。キャンペーンの実施についてのガイドライン

応募用ハッシュタグと投稿する内容を関連性の高いものにする

ハッシュタグをキャンペーンに活用することは現時点ではXからも認められていますが、全く関連のない内容にハッシュタグを追加するよう推奨するとXルール違反の原因となる可能性があります。

ハッシュタグと投稿内容の関連性が低いものとXからみなされないためにも、キャンペーンに使用するお題は自社製品に関連する領域で実施する方が良さそうです。

関連するハッシュタグをツイートに含めてもらうという方法もあります(#キャンペーン、#企業名など)。ただし、ハッシュタグは投稿する内容に関連していなければなりません。ハッシュタグをまったく関係のない内容のツイートに追加するように推奨すると、Xルール違反の原因となる可能性があります。キャンペーンの実施についてのガイドライン

要注意!ガイドラインに抵触する恐れのある企画例

「フォロー」などに対し参加賞を用意する

前述のとおり、「フォロー」「いいね」に対して見返りを提供することは「エンゲージメントの購入」とみなされることがあるため注意が必要です。

参加者に対する感謝の気持ちとして全員にプレゼントを設けたい場合には、キャンペーンの応募フォームを自社サイト上に構築し、Xのプラットフォームからは分離したうえでフォーム送信者のみがアクセスできる形でコンテンツを用意するなどの方法が推奨されます。

主催者側が投稿する文章や画像などを指定する

ある情報源からコンテンツを複数人で複製して広く拡散しようとする行為は「コピーパスタ」と呼ばれ、個人または複数のアカウントによる同一あるいは似通った内容のツイートを繰り返す場合にX上でコピーパスタと認識されツイートの表示が制限される可能性があります。

ツイートが検索結果の下位に表示される・トレンドに表示されない・フォロワー外ユーザーのタイムラインでおすすめに表示されないなどの対応が取られる場合があるため、主催者で用意した内容を拡散したい場合にはリツイートを使用したキャンペーンを実施することが推奨されます。

[参照] コピーパスタおよび重複するコンテンツに関するポリシー

ツイートボタンで投稿文章を事前に用意する

上記と同様に、似通った投稿内容で「@メンション」や「#ハッシュタグ」を使用することもコピーパスタとみなされる可能性があるため注意が必要です。

ツイートボタンで投稿文章の大部分を事前に用意してしまうと似通った投稿が多く発生するため、参加条件となる「#ハッシュタグ」のみを自動で入力し、オリジナルの文章・画像を加えることが必要となるような企画の設計を行うなどの工夫が必要です。

より良いキャンペーン運営のための一般的な対策例

Xのガイドラインやポリシーで記載されている内容の他にも、健全なキャンペーン運営のために実施されている方法をご紹介いたします。

キャンペーン専用のハッシュタグを設定すること

ハッシュタグをつけて投稿を促すキャンペーンを実施する場合には、キャンペーン専用のハッシュタグを用意することが重要です。冒頭でもご説明したように、キャンペーンの参加を希望しないユーザーが意図せず参加対象となるような企画・対象の設定はふさわしくないことが想定されます。

また自社の名前や商品に関するハッシュタグを使用する場合にも、キャンペーンへの参加やランディングページへの掲載を希望しないにも関わらず参加対象になってしまいかねません。キャンペーンの参加情報を閲覧したユーザーのみがつけ得るハッシュタグを設定することで対象者をより明確に区別することができます。

<推奨例>
◯「#エンベッドソーシャル3周年記念キャンペーン」
◯「#embedsocialキャンペーン参加希望」

投稿の削除依頼フォームを設けること

Xキャンペーン内で応募された投稿をランディングページなどで表示させる場合には、投稿の削除依頼フォームを設けることでトラブルを未然に防ぐことができる可能性が高まります。

一度投稿したものの掲載を取り下げて欲しいユーザーがいた場合に窓口がなく、SNSや口コミサイトで悪い評判を立てられてしまうことを防ぐためにも、トラブルの可能性を極力排除しておくことが重要です。

Xキャンペーン実施に関する参照ページ

Xの主要なガイドラインは下記リンクからご確認いただけます。本記事でご紹介したように、キャンペーン実施時にはルールの確認や応募規約の作成が必要となる場合がありますが、各事業者様ではある程度共通の内容が多いものでもありますので、他社様のキャンペーンページから応募規約などを参考にしていただくのも、基本的な項目の理解には役立つかもしれません。

キャンペーンの実施についてのガイドライン
https://https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-contest-rules

プラットフォームの操作とスパムに関するポリシー
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/platform-manipulation

検索のルールと留意点について
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-search-policies

Xルール
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-rules

コピーパスタおよび重複するコンテンツに関するポリシー
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/copypasta-duplicate-content

[参考] EmbedSocialのキャンペーン導入事例
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/?case_industry=&case_usage=campaign&case_source=

EmbedSocialは複数のSNSからハッシュタグやメンション・アカウントを元として投稿を収集し、WEBサイトに埋め込んで活用することができるツールです。収集した投稿をレポートとして出力することもでき、X/Instagramキャンペーンなどでもご利用可能なSNS投稿収集ツールです。

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