近年新しい広告コンテンツとして利用が広まっているUGC(ユーザー生成コンテンツ)ですが、これから取り組まれる方はどのように導入していけばよいのか、イメージしづらいのではないでしょうか?
今回はそんな皆様のために、UGC活用ツール エンベッドソーシャルを利用したInstagramやTikTokのマーケティング事例や、UGC活用のメリット、よく直面するハードルとその対応策などをご紹介します。
なお、UGCについて包括的に知りたい!という皆様には、当社の無料ホワイトペーパーがおすすめです。ぜひ資料請求フォームからお問い合わせください。
商品やサービスのユーザーがSNSやWEB上に公開した写真、動画、レビューなどを、UGC=ユーザー生成コンテンツと呼びます。
このUGCを活用するための様々なステップをサポートするのが、EmbedSocialのようなUGC活用ツールです。EmbedSocialはUGCをマーケティングで利用するための4つのステップ、UGCの取得・管理・活用・分析のための様々な機能を提供しています。
EmbedSocialはさまざまな業界でUGCツールとしてご利用いただいております。今回はそのうち一部のみを抜粋してご紹介いたします。(その他の導入事例につきましては、こちらのページからぜひご覧くださいませ。)
かね七は創業100年を超える老舗食品メーカーです。自社ECサイト上でEmbedSocialをUGC用ツールとしてご利用いただいております。ご覧の写真のようにそれぞれの商品を利用したお料理の写真がユーザー様からあげられており、こちらの写真を商品ページで活用することでお客様は商品の利用イメージがわきやすくなっています。
また、写真を利用する際にお客様とコミュニケーションを取られているため、ブランドとお客様の関係性を一層強くする効果も期待できます。
導入先ページはこちら:かね七様への導入事例
ベビーロック様は、ロックミシンのメーカーとして国内外から幅広い支持を獲得しているブランドです。ミシンのような高価な商品ではオンライン販売が難しいケースもありますが、お客様との距離を近づけるためにUGCが一役買っています。
ベビーロック様ではワークショップなどを定期的に開催されていて、その様子を参加者様にInstagramで投稿していただき、UGCとしてサイト上でご利用いただいております。いきなり商品の購入ではなく、少しハードルの低いイベントを活用することで、商品認知を広めると同時に、SNSへの投稿も集まりやすい状況を作られています。
導入先ページはこちら:ロックミシンブランド babylock様への導入事例
エッグス様ではインディーズバンドを中心にこれからの活躍が期待されるミュージシャンが数多く紹介されています。サイトで紹介して欲しいアーティストを「推しアーティスト」としてTikTokに投稿することで、選ばれた投稿がサイト上で紹介される仕組みになっています。投稿した方は推しのアーティストを広めることが出来て、エッグス様もTikTokで自社サービスの認知拡大が期待できます。
*EmbedSocialでTikTokの投稿を収集する場合は、自社アカウントの自動連携および動画URL指定によってTikTokの動画を埋め込むことができます。TikTokのAPIによる制限のため、ハッシュタグでの自動収集には対応しておりませんのでご注意ください。
導入先ページはこちら:エッグス様への導入事例
UGC(ユーザー生成コンテンツ)が近年注目されているのは、リアルなユーザーの体験談であり、より消費者に親近感や信頼感を与えやすいという特徴があるからです。
さらに、UGCが顧客との関係を深めるきっかけを作ることができるコンテンツであることも注目のポイントです。
例えば、自社の商品利用者がInstagramやTikTokの投稿をしていた場合、UGCとして利用することの許可を得るため、コメント欄やDMでその依頼を行うのが一般的です。企業から「あなたの投稿を使わせてください」と依頼されたユーザーが、その企業を身近な存在に感じるようになることは、イメージしやすいでしょう。
ブランドが消費者と直接会話出来る機会は少ないため、UGCを作り出す過程はブランド・消費者の双方にとって有意義だとされています。
UGCは、商品やサービスを利用している様子を撮影した写真や動画、口コミ、ブログなどが含まれます。これらのコンテンツは、実際に体験した人が自ら作成しているため、サービスや商品を改善するためのヒントが豊富に含まれています。
これまでも様々なリサーチ手法でユーザーのフィードバックを聞くことはできました。しかしUGCは、より自然な形、つまり企業側のバイアスや意図の縛りを受けないユーザーの反応を知ることができるという点で、興味深いコンテンツと言えます。
UGCの効果は十分ご理解いただいたと思いますが、では実際にUGCを活用したマーケティングキャンペーンを実施するにはどのような準備が必要なのでしょうか。
以下にUGCを活用したマーケティングキャンペーンの進め方とそのポイントを見ていきましょう。
UGCマーケティングキャンペーンには5つのステップに分けられます。
中でも、目標の設定と、UGCの生成促進は、一連の流れでも重要なステップですので、以下に詳しく解説します。
UGCキャンペーンを成功させるための重要な要素の一つは、実施前にキャンペーンの設計をしっかりと行うことです。設計を言い換えると、目的、キャンペーンの具体的な実施形式、そして何をもってキャンペーンの成功とするのか、といったことを定義して関係者で共有することです。
この設計の具体的な方法論としてお勧めなのが、KPIの設定です。KPIの設定は、ビジネスの目標をデジタルマーケティングの施策とリンクさせ、その成果を明示的にするプロセスです。キャンペーンの成功を戦略的に導くKPIを定め、持続的な成長へと結び付けましょう。
KPIの詳しい設定方法は、当社の別ブログ「SNSキャンペーンの成功事例と効果的に実施するための方法」に詳述していますので、ご興味のある方は参照ください。
UGC活用において最も難しいポイントが、いかにユーザーにUGCを作成し投稿してもらうか、という点です。
そして、UGCマーケティングが効果を生むのは、UGCが生み出される過程で商品やサービスの認知が広まる、という仕掛けになっているからです。
そのためUGCを生成を促進する施策を、いくつか実行する必要があります。UGCの生成を促す促進策には以下のようなものがあります。
ユーザーが自発的にコンテンツを投稿する際に特定のハッシュタグを使用するように促します。これにより収集がしやすくなり、また、人々の目につきやすくなります。ハッシュタグの付け方はこちらを参考にしてください。
ユーザーに特定のテーマや、指定のハッシュタグを使用してコンテンツを投稿するように促すキャンペーンやコンテストを実施する方法です。
国内外のUGCマーケティングの事例を集めた私たちのブログは、皆さんのキャンペーン企画の参考になるかもしれません。
製品やサービスの購入後、メールを送ったり、投稿フォームを共有するなどして、実際のユーザーに製品レビューや使用感の投稿を促す方法です。
InstagramやTikTokのストーリー機能は目に入りやすく、UGCの生成を促すリマインダーを送ることに適しています。既に集まっているUGCを共有するのもよい手段です。
UGCの活用がみなさんのビジネスにとって効果的であるということは、多くの皆様にすぐにご賛同いただけるのですが、なかなか利用には踏み出せないという企業の声を聞くことも少なくありません。
なぜなかなかUGCの利用に踏み出せないのか。そのような声を大きく分けると以下の3つ集約されるようです。それぞれの課題への対応も合わせてご紹介いたします。
最も多い声がこちらかと思います。商品を購入する際に口コミが影響を与えることは様々なサイトで紹介されていますが、業界などによって効果の程度は異なりますし、事業者様としては同時に複数の施策を並走させている場合が多いかと思いますので、UGC単体の効果を予測することは想像以上に難しいです。
そのため『CVR◯◯%改善!』などの事例を当てし過ぎずに、まずはスモールスタートを切ってみることがおすすめです。商品がたくさんある場合には、まずは注力商材のみに絞って商品ページなどにUGCを掲載してみてはいかがでしょうか。
最初に掲載するUGCは3〜5つなど少数でも効果をみることは出来ますし、このくらいであれば後述の方法でご自身で作業すれば費用をかけずに実装することも可能です。一度掲載をすれば掲載前後でページでの購買率や滞在時間を比較して、どの程度の効果が見込めそうか当たりをつけることが出来ます。
「UGCに興味はあるけど、SNSの口コミ自体が少ないので。。」というお声もよく聞きます。特に新しい商品などの場合にはブランド側から仕掛けていかないと、なかなか口コミを投稿してくれるお客様は増えないのが実情です。例えば次のような投稿を促す企画などを取り入れてみてはいかがでしょうか?
商品購入時やメンテンナンス時など、お客様との接点のたびに案内をすることで、SNS投稿をしてくれる可能性は高まります。オンラインだけではなく実店舗の受付や、梱包された商品のパッケージなど様々な場面で投稿をご案内することが収集のポイントです。
UGC活用を効率的に行うため、UGCツールの導入を検討する方も多いと思います。
しかし、当社の調査によれば、UGCツールとして国内で販売されているものでは月額10万円以上の利用費用がかかる場合も多く、高価なツールになっていると言えます。更に初期費用や最低利用期間6ヶ月などの条件がある場合も多いので、最低ご利用費用は100万円前後になる場合も珍しくないようです。
そのため、「まずはUGCの効果を簡単に確認してみたい」という場合であれば、ツールを使わずにUGCを利用してみてください。
例えば、UGCを集めてランディングページなどに表示したい場合、InstagramやTikTok上で自社のUGC投稿を探して、それらを一つ一つ手動でWEBサイトに埋め込むといった方法です。
当社のブログでは、Instagramの投稿をWEBサイトに埋め込む方法、および、TikTokの投稿を埋め込む方法を詳しく解説していますので、これらを参考に取り組んでみてください。
あるいは、ツールの中でもEmbedSocialのような比較的低価格帯のものを試してみるのも良いでしょう。
UGCにチャレンジしてみたい!と考えていた企業様に『EmbedSocial』を選んで下さった理由を調査してみたところ、大きく3つのポイントがあるようでした。もしツールの導入をご検討されている場合には参考までにご覧ください。
ランニングコストが抑えやすいという評価を多くいただきました。EmbedSocialは国内外の個人から大手企業まで、どなたでもご利用いただけることを大切にしてご利用費用を設定しています。
InstagramやTwitterはもちろん、YoutubeやTikTokまで連携できるツールは珍しいと言っていただくことも多いです。EmbedSocialは、せっかくツールを導入するのだから様々なSNSにを連携してみたいというユーザーの方にも満足いただける機能を備えています。
レイアウトはデフォルトで8種類用意されており、さらにカスタムCSSでウィジェットを独自にカスタマイズすることが可能です。他システムでは、契約前に自社環境でトライアル利用をすることが出来ない場合もありますが、EmbedSocialは2022年8月現在どなたでも無料のトライアルをご利用いただくことが可能ですので、掲載の見え方や操作方法などを事前に確認できます。
今回の記事ではUGCの活用事例と、その利用メリットなどを紹介いたしました。柔軟な価格と豊富な機能が人気な『EmbedSocial』は、2024年4月現在において一週間の無料トライアルやWEB会議でのサービス案内などを実施いたしております。
ご興味をもたれた方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。