• 投稿日 2023/03/18
  • 最終更新日 2026/06/17

TikTok APIとは?種類・できること・2026年最新情報を解説

📋 この記事のポイント


  • TikTok APIは「TikTok for Developers」「TikTok for Business」「TikTok Shop Open Platform」の3つの公式ポータルから提供される

  • 2025年3月にTikTok Creator MarketplaceはAI搭載の「TikTok One」に完全移行。TTO APIでクリエイター連携・UGC管理が可能になった

  • EmbedSocialはTTO APIおよびMentions APIに対応済み。ブランドへの@メンションを自動検知しSpark Ads化まで一気通貫で管理できる

  • TikTokの月間アクティブユーザーは2025年初頭時点で約15.9億人(Statista)。日本でも企業のTikTok活用は急速に拡大している

  • EC事業者・テックパートナー向けに「TikTok Shop Open Platform(TTS API)」の開発ポータルが一般公開済み。TikTok Shop・在庫・注文データへの外部ツール連携が可能

TikTokのAPIを活用したビジネスを検討されていますか?TikTokからは、アプリケーション開発・広告運用の自動化・クリエイターとのブランド連携など、多彩な用途に対応した複数のAPIが提供されています。2024〜2026年にかけてAPI体系は大きく拡充しており、目的に合ったプラットフォームを選ぶことが重要です。

この記事では、TikTok APIの2026年時点の体系を整理し、各APIでできること・サードパーティツールの活用法・注意点まで網羅的に解説します。

TikTok APIとは

TikTok APIとは、開発者やビジネスがTikTokの機能を外部のアプリケーションやサービスから利用できるようにするプログラムインターフェース(API)です。API(Application Programming Interface)はソフトウェア間の橋渡しをする仕組みで、TikTok APIを通じることで、自社サービスとTikTokプラットフォームをシームレスに連携させることができます。

2026年現在、TikTokのAPIは大きく以下の3つのプラットフォームに分かれています。

プラットフォーム 主な対象 主な用途
TikTok for Developers アプリ開発者 動画表示・投稿・ログイン連携・UGC収集など
TikTok for Business 広告主・マーケター 広告管理・クリエイター連携(TikTok One)・効果測定の自動化
TikTok Shop Open Platform(TTS API) EC事業者・SaaSベンダー TikTok Shopの在庫・注文・購買アナリティクスへの外部ツール連携

特に2024年以降、TikTok for DevelopersにはUGC活用に特化したAPIグループ(Mentions API・Discovery APIなど)が追加され、企業のUGC(ユーザー生成コンテンツ)活用において大きな役割を果たしています。さらにEC事業者向けのTikTok Shop Open Platform(TTS API)では、一般のサードパーティ開発者向けにオープンな開発ポータルが整備され、TikTok Shopの在庫・注文・購買アナリティクスへ外部ツールから連携できるようになっています。各プラットフォームの詳細を順に見ていきましょう。

TikTok for Developersと主なAPIとは

TikTok for Developersとは、TikTokプラットフォームにアクセスしてアプリケーションやツールを開発するためのAPIとリソースを提供するプラットフォームです。開発者は専用のAPIキーを取得してアプリケーションとTikTokのサーバー間で通信を行い、動画の表示・編集・公開ができるアプリケーションを作成できます。

⚠️ 2025年以降の注意点:TikTokはAPIの承認プロセスを2025年に厳格化しました。開発者はアプリの利用目的やデータ使用方法についての詳細な情報開示が必須となり、申請から承認までの時間も以前より長くなっています。開発計画には十分な余裕を持ってください。

Display APIとは

Display APIは、TikTokクリエイターの動画やプロフィール情報を表示するためのHTTPベースのAPIセットです(現行はv2エンドポイント)。ウェブサイトやアプリで特定クリエイターの動画一覧・動画詳細・プロフィール情報を取得して表示できます。インフルエンサーが自身のTikTokコンテンツを他のプラットフォームで展開する際に活用されます。

Content Posting APIとは

Content Posting APIは、ユーザーが外部アプリケーションから直接TikTokに動画を投稿できるようにするAPIです。デスクトップ・クラウド・ウェブアプリと互換性があり、アプリから直接TikTokプロフィールへ投稿するか、下書きとしてアップロードするオプションを提供します。

Research APIとは

Research APIは、TikTokの公開データ(ユーザープロフィール・動画・コメント等)へのアクセスを研究者に提供するAPIです。米国およびヨーロッパの非営利大学の学術研究者を主な対象としており、申請制でアクセスが許可されます。

Commercial Content APIとは

Commercial Content APIは、広告やその他の商業コンテンツに関するデータへのアクセスを提供するAPIです。広告の公開日・最終表示日・ターゲティング情報・視聴者数などのデータが含まれており、一般ユーザーや研究者が公開広告データを調査するために利用できます。

Login Kit・Share Kit・Green Screen Kitとは

これらはTikTokの機能を他のアプリケーションに統合するためのキットです。


  • Login Kit:TikTokアカウントを使って外部アプリに素早く安全にサインインできる機能。OAuth 2.0ベースでiOS・Android・ウェブに対応

  • Share Kit:モバイルアプリからTikTokへコンテンツをワンタップで共有。TikTokの編集ツール・エフェクトもそのまま活用できる

  • Green Screen Kit:アプリから共有した写真や動画の上に自分自身を録画してTikTokに投稿できる機能

UGC・オーガニックコンテンツ向けAPI

TikTok for Developersには、ブランドのオーガニック投稿管理やUGC活用に特化したAPIグループも含まれています。

Accounts APIとは(オーガニック管理用)

ビジネスアカウントからの動画投稿とアカウントインサイト(分析データ)の取得を行うAPIです。自社TikTokアカウントの投稿管理・パフォーマンス分析をプログラムから操作できます。

Mentions APIとは(ベータ)

Mentions APIは、TikTok上でブランドが@メンションされている動画やコメントをプログラムで自動検知・収集できるAPIです。動画キャプションへの@メンション・コメントへの@メンションの両方を検知し、最大1,000件のマッチした投稿を取得できます。ウェブフックによるリアルタイム通知にも対応しており、ブランドへの言及をいち早く把握することが可能です。

利用条件:TikTokビジネスアカウントが必要。過去90日以内・公開設定の投稿が対象。EU域内のクリエイター・ビジネスアカウントは法的制約により非対応。

Discovery APIとは

TikTok上のトレンドデータにアクセスするAPIです。現在注目されているハッシュタグ・音楽・動画ジャンルなどのトレンド情報を取得し、コンテンツ戦略の立案に活用できます。

Spark Ads Recommendation APIとは

自社のオーガニック動画の中から、Spark Ads(クリエイターの投稿を広告として配信する形式)として最も効果が見込めるコンテンツを自動推薦するAPIです。有望なUGCを見落とすことなく広告活用につなげる導線として機能します。

TikTok for Developersでできること

TikTok for Developersを使用することで、開発者は以下のようなさまざまな機能を自社サービスに組み込めます。


  • TikTokアカウント認証:TikTokのLogin Kitを活用して、自社アプリのユーザー認証を実装できます。パスワード漏洩リスクの低減や、UX向上に役立ちます。

  • コンテンツ投稿:Content Posting APIを使って、ユーザーが外部アプリから直接TikTokに動画を投稿できます。動画編集ツールとの連携に特に有効です。

  • 動画プレーヤーの統合:Display APIで特定のTikTok動画メタデータを取得し、自社ウェブサイトやアプリに動画プレーヤーを組み込めます。

  • TikTokシェアボタンの追加:自社アプリにTikTokへのシェアボタンを実装できます。動画編集アプリやカメラアプリとの相性が良く、ユーザーのコンテンツ投稿を促進します。

TikTok for Businessと主なAPIとは

TikTok for Business(API for Business)とは、広告キャンペーンやビジネスアカウント運用を自動化・効率化するためのAPIとリソースを提供するプラットフォームです。広告代理店やマーケターが、効果的な広告キャンペーンを大規模に実行するためのデータ・ツールにアクセスできます。なお、以前このカテゴリに含まれていたCreator Marketplace APIは2025年3月に廃止され、クリエイター連携機能はTikTok One(TTO API)として本プラットフォームに統合されています。TTO APIについては下記のセクションで詳しく解説しています。

Marketing APIとは

Marketing APIにより、開発者はTikTok Ads Managerの機能を大規模に利用できます。プログラムによるデータクエリ、広告の作成と管理、数千のキャンペーン・広告グループ・広告を一括で作成するタスクが可能になります。

Accounts APIとは

Accounts APIは、ビジネスアカウントのアクティビティをプログラムで管理・レポートできるAPIです。深い洞察とスケーラブルなコントロールを提供し、アカウント運用の効率化を支援します。

TikTok One(TTO)APIとは

📌 2025年3月の移行情報:TikTok Creator Marketplaceは2025年3月10日をもって廃止され、AI搭載の統合クリエイタープラットフォーム「TikTok One」に完全移行しました。Creator Marketplace APIの後継がTTO APIです。TikTok OneはCreator Marketplace・Creative Challengeの機能を統合し、AIスクリプト生成・音声翻訳・デジタルアバター(Symphony)なども追加されています。

TTO API(TikTok One API)は、ブランドとクリエイターのコラボレーションをプログラムから管理するためのAPIです。クリエイターへのブランド招待リンクの発行・動画のブランドコンテンツとしてのタグ付け(事前・事後どちらも対応)・Spark Ads承認の取得・詳細なキャンペーンレポートの取得などが可能です。

Event APIとは

TikTokのEvent APIは、広告主のマーケティングデータ(サーバー・ウェブサイト・アプリ・CRM)とTikTok間のより信頼性の高いデータ連携を実現するAPIです。広告パフォーマンスの測定・広告配信の最適化・ターゲットオーディエンスの作成に活用されます。

TikTok for Businessでできること


  • 一括配信:数秒で数千のキャンペーン・広告グループ・広告を作成。大規模なTikTok広告運用を自動化できます。

  • クリエイティブ素材の管理:1つのインターフェイスを通じてすべてのクリエイティブ素材をアップロード・管理・レポート出力できます。

  • インテリジェント入札:過去・現在のキャンペーン実績に基づいた自動入札の決定が可能です。

  • 自動キャンペーン通知と最適化:ROASを向上させ、パフォーマンスの低いオーディエンスやクリエイティブへの非効率な広告費を自動で削減できます。

  • カタログ一括管理:1回のAPIリクエストで大規模な製品カタログを管理。ECサイトの在庫連携に特に有効です。

  • カスタマイズされた自動レポート:すべてのAPIレポートを1エンドポイントで管理し、オークション・予約広告全体の自動レポートを構築できます。

  • クリエイター連携の自動化(TTO API):TikTok OneのTTO APIを通じ、クリエイターへのブランド招待リンク発行・Spark Ads承認の取得・コラボキャンペーンの詳細レポート(オーガニック/広告別の視聴数・完了率・オーディエンス属性)をプログラムから操作できます。

TikTok Shop Open Platform(TTS API)とは

TikTok Shop Open Platformとは、TikTok Shopの機能を外部のECツールやプラットフォームから連携・操作するためのAPI群(TTS API)を提供する開発者向けポータルです。以前は一部の大手パートナー限定のクローズドな環境でしたが、現在は一般のサードパーティ開発者(SaaSベンダー・テックパートナーなど)向けにAPIドキュメントとアプリ申請の仕組みが公式に整備されており、ShopifyやAmazonなどの既存EC基盤との統合を検討する事業者からも注目されています。

公式APIドキュメント(TTS API Overview)では、以下のAPI群が提供されています。


  • 在庫・商品カタログの同期:外部ECシステムの商品情報をTikTok Shopとリアルタイムで同期できます。

  • 注文・配送管理の自動化:TikTok Shop経由の注文データを自社の受注管理システムへ自動連携できます。

  • 購買アナリティクスの取得:TikTok Shop上の購買行動データ(どの動画から購買に至ったかなど)を外部ツールで分析できます。

TikTok Shopを活用したEC事業者にとって、TTS APIはTikTokのソーシャルコマース機能を既存のEC基盤とシームレスに統合するための入口です。開発・申請はTikTok Shop Open Platform(パートナーセンター)から行います。

TikTokヒーローセクション

TikTokのUGCをウェブサイトで活かしたい

EmbedSocialは、TikTok APIに対応したSNS収集・埋め込みツールです。ブランドへの@メンションを自動検知し、TikTok動画をそのままウェブサイトで活用できます。

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TikTok APIのサードパーティツール

TikTok APIの活用を検討する際は、自社でゼロから開発するだけでなく、すでにTikTok APIを統合済みのサードパーティツールを導入するという選択肢もあります。目的に合ったツールを選ぶことで、開発コストを大幅に削減しながらTikTok連携を実現できます。

プラットフォーム 主なAPI 主な用途 代表的な連携ツール TikTok for Developers developers.tiktok.com Content Posting API Display API Mentions API(Beta) Login Kit / Share Kit など 動画投稿・埋め込み・認証 UGC収集・@メンション検知 トレンド分析・研究用途 EmbedSocial(Mentions API) Hootsuite / Later Sprout Social (Content Posting API連携) TikTok for Business business-api.tiktok.com Marketing API TTO API(TikTok One) Accounts API Event API 広告キャンペーン管理・自動化 クリエイター連携・UGCタグ付け Spark Ads承認・効果測定 EmbedSocial(TTO API) Sprout Social AdEspresso / Smartly.io (Marketing API連携) TikTok Shop Open Platform partner.tiktokshop.com TTS API Product / Order / Fulfillment API など TikTok Shop × ECシステム統合 在庫・注文・配送の自動連携 購買アナリティクス取得 Shopify TikTok Shop App WooCommerce / Magento (Partner Center経由で申請)

EmbedSocial(TikTok API・TTO API・Mentions API対応)

EmbedSocial(エンベッドソーシャル)は、TikTok APIに加えてTTO API(TikTok One API)およびMentions APIにも対応したSNS収集・UGC管理ツールです。2026年現在、国内で最もTikTok API連携が充実したSaaSツールのひとつとして、多くのブランド・マーケターに活用されています。

EmbedSocialを活用することで、以下のことが実現できます。


  • ブランドメンションの自動検知:Mentions APIを通じ、@メンション・ハッシュタグ・キーワードでブランドへの言及を自動検知。過去90日分・最大1,000件の関連TikTok投稿を収集し、ダッシュボードにまとめます。

  • UGCのタグ付けと追跡:TTO APIのInvite Link(招待リンク)機能を活用し、クリエイターの動画を事前・事後どちらのタイミングでもブランドコンテンツとして公式にタグ付けできます。タグ付け後はTikTokファーストパーティの詳細分析データ(オーガニック/広告別の視聴数・完了率・オーディエンス属性など)が取得できます。

  • Spark Adsへの変換:検知したUGCをクリエイターの同意のもとSpark Ads(クリエイターの元動画をそのまま広告として配信する形式)として活用できます。クリエイターのエンゲージメントをそのまま引き継いだ、よりネイティブに見える広告配信が可能になります。

  • TikTok動画のウェブサイト埋め込み:指定アカウントの動画を自動収集し、ウォール・スライダー・コラージュなどのレイアウトでウェブサイトに埋め込めます。新規投稿のたびに自動で更新されるため、手動での管理が不要です。

  • CTAボタンの設置:埋め込んだTikTokフィードにCTAボタンを設置し、商品購入ページや問い合わせページに直接誘導できます。TikTok動画をショッパブルコンテンツとして活用できます。

💡 TTO API利用上の注意:EmbedSocialのTTO API・Mentions API連携は、EU域内のクリエイター・ビジネスアカウントとのやり取りには対応していません(法的制約のため)。EU以外の地域のアカウントでご利用ください。

TikTokメンション検知機能については、こちらの記事も参考にしてください。

TikTokのメンションとは?収集・活用方法を解説

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SNS管理・スケジュール投稿ツール(Content Posting API連携)

TikTok for DevelopersのContent Posting APIを活用し、投稿スケジュールの管理や複数アカウントの運用を効率化するツールです。


  • Hootsuite:複数のSNSアカウントを一元管理できるプラットフォーム。TikTok Content Posting APIと連携し、投稿スケジュールの管理や基本的なアナリティクスを提供します。

  • Later:ビジュアル重視のSNSスケジューラー。TikTok連携に対応し、投稿カレンダーやコンテンツ計画の管理に適しています。

  • Sprout Social:エンタープライズ向けのSNS管理ツール。TikTok APIとのエンゲージメント管理・分析機能が充実しています。

TikTok Shop連携ツール(TTS API対応)

TikTok Shop Open Platform(TTS API)と連携し、既存のECシステムとTikTok Shopを接続するツールです。ShopifyやMagentoなどの主要ECプラットフォーム向けのコネクターアプリが、TikTok Shop Partner Centerのアプリマーケットで公開されており、在庫・注文・購買データの連携が可能です。

TikTok APIを活用するメリット

TikTok APIをビジネスで活用するメリットには、以下のようなものがあります。


  • ターゲットオーディエンスへのリーチ拡大:2025年初頭時点で月間アクティブユーザーは約15.9億人(Statista)に達するTikTokの広大なユーザーベースにアクセスし、ブランドの露出を高められます。

  • UGCマーケティングの強化:TikTok for DevelopersのMentions APIにより、ブランドへの言及を自動検知してUGCを収集・活用できるようになりました。真正性の高いコンテンツをマーケティング施策に組み込むことができます。

  • データ駆動型の意思決定:TikTokのデータと分析を活用して、マーケティング戦略を最適化しROIを向上させることが可能です。

  • 広告効果の測定と最適化:APIを活用して広告キャンペーンのパフォーマンスをリアルタイムで追跡・最適化し、広告効果を最大化できます。

TikTok APIの利用料金

TikTok APIの基本的な利用は無料です。TikTok for Developersで公開されているAPIの多くは、承認を受けた開発者であれば無料で利用できます。

ただし、利用するAPIの種類・リクエスト頻度・取得データの量によっては制限が課される場合があります。また、Mentions APIやTTO APIなどの一部機能はTikTokビジネスアカウントとの連携が必須となります。詳細な料金・利用制限についてはTikTok公式の開発者ドキュメントを参照するか、TikTokに直接お問い合わせください。

TikTok APIを使用する注意点

利用規約を遵守する

APIを使用する場合は、TikTokの利用規約・開発者ポリシーを必ず確認してください。特に商業利用・広告利用については専用のポリシーが定められているため、サービスの利用規約と合わせて違反がないか確認することが重要です。

API承認プロセスの厳格化に注意

TikTokは2025年にAPIへのアクセス承認プロセスを厳格化しました。開発者はアプリの目的・利用するデータの種類・データの使用方法について詳細な情報開示が必須となっており、以前と比べて審査期間も長くなっています。API開発を計画する際は、十分なリードタイムを確保してください。

セキュリティ対策の強化

APIを使用する際は自社アプリとTikTokのサーバー間で通信が発生するため、セキュリティ対策を徹底してください。特にAPIキーが盗まれると悪用されるリスクが高いため、アクセス権限の制限と適切な管理フローの構築が不可欠です。

リソースの制限

APIは多くの場合無料で提供されていますが、リクエスト回数・頻度・取得データ量に制限があります。自社のユースケースに合わせて制限内に収まるよう設計し、レート制限を超えた際の対処策もあらかじめ準備しておくことが重要です。

APIの仕様変更に柔軟に対応する

APIの仕様は普遍的なものではなく、プラットフォーム側の都合によって随時変更されます。実際に2025年3月にはCreator MarketplaceがTikTok Oneに統合されるなど、大きな変更も発生しています。公式ドキュメント・チェンジログを定期的に確認し、変更に素早く対応できる体制を整えておきましょう。

データのプライバシー保護

APIで収集したデータを利用する際は、TikTokの規約だけでなく各国の法律への準拠も必要です。特にEU圏のユーザーデータを扱う場合はGDPRへの対応が求められます。個人情報に該当するデータの取り扱いには著作権法・個人情報保護法に基づいた適切な管理が必要です。

TikTok米国運営体制の変化(2026年1月〜)

2026年1月22日、TikTokの米国運営が米国資本管理下へ移行し、利用規約・プライバシーポリシーが改定されました。米国向けサービスを展開する場合は最新の規約を必ず確認し、コンプライアンス体制を整えてください。

TikTok APIを利用するためのツールとリソース

TikTok for Developersポータル

TikTok for Developersポータルでは、APIドキュメント・開発者ガイドライン・各種開発ツール(Login Kit・Share Kitなど)へのアクセスが提供されています。開発者コミュニティ向けのリソースとサポートも充実しています。

TikTok for Businessポータル

ビジネスユーザー向けのTikTok公式プラットフォームです。広告キャンペーンの管理・広告データの分析・パフォーマンス追跡など、TikTokでのマーケティング活動に関するツールとリソースが統合されています。

TikTok One(旧:Creator Marketplace)

クリエイターとブランドの連携を管理するAI搭載プラットフォームです。TikTok Ads Managerアカウントから「Get Started」でTikTok Oneアカウントを作成できます。TTO APIの利用にはTikTok Oneアカウントへの接続が必要です。

TikTokビジネスヘルプセンター

TikTok広告プラットフォームに関する公式情報・ガイドを提供するリソースです。広告の作成・管理・最適化に関する情報が包括的にまとめられています。

さいごに

TikTok APIは、2023年の公開当初から大きく進化し、2026年現在では「TikTok for Developers」「TikTok for Business」「TikTok Shop Open Platform」の3つの公式ポータルで構成される体系となっています。特にTikTok for DevelopersのMentions APIと、TikTok for BusinessのTTO API(TikTok One)は、ブランドのUGC活用・クリエイターマーケティングの実践において欠かせない存在となっています。

EmbedSocialのようなサードパーティツールを活用することで、複雑なAPI開発を自社で行うことなく、TikTok APIの機能を手軽にビジネスに取り入れることができます。TikTokが月間15.9億人以上のユーザーを抱える現在、そのAPIを上手に活用することがマーケティングの競争優位につながるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、TikTok APIの活用を検討してみてください。

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よくある質問(FAQ)

TikTok APIは無料で使えますか?


TikTok APIの基本的な利用は無料です。TikTok for DevelopersおよびTikTok for BusinessのAPIは、承認を受けた開発者・ビジネスであれば追加料金なしで利用できます。ただし、リクエスト回数・取得データ量に上限が設けられており、利用状況によっては制限がかかる場合があります。

TikTok APIは個人でも使えますか?


TikTok for DevelopersのAPIは個人の開発者でも申請が可能です。ただし、TikTok APIへのアクセスには審査・承認が必要で、利用目的やアプリの詳細を申請する必要があります。TikTok for BusinessのAPIや、TTO API・Mentions APIはTikTokビジネスアカウントが必要なため、法人での利用が前提となります。

TikTok Creator MarketplaceはなぜTikTok Oneに変わったのですか?


TikTokは2024年にCreator Marketplace・TikTok Creative Challengeなど複数のクリエイター向けツールを統合し、AI機能を追加した「TikTok One」としてリリースしました。2025年3月10日以降、Creator MarketplaceとCreative Challengeでの新規キャンペーン作成が廃止され、すべての機能がTikTok Oneに移行しました。TikTok OneではAIによるスクリプト生成・音声翻訳・デジタルアバター作成(Symphony)などの新機能が追加されています。

TikTok APIでウェブサイトにTikTok動画を埋め込むにはどうすればよいですか?


TikTok APIを使ってウェブサイトに動画を埋め込む方法は主に2つあります。①TikTok for DevelopersのDisplay APIを直接実装する方法(開発スキルが必要)、②EmbedSocialのようなTikTok API連携済みツールを利用する方法です。EmbedSocialであればコーディング不要で、TikTokビジネスアカウントを接続するだけで指定アカウントの動画を自動収集し、ウェブサイトに埋め込むことができます。

Spark Adsとは何ですか?通常のTikTok広告と何が違いますか?


Spark Adsとは、クリエイターがすでにTikTokに投稿したオーガニック動画を、クリエイターの同意のもとブランドが広告として配信できるTikTok独自の広告形式です。通常の広告はブランドが新たに制作したコンテンツを配信しますが、Spark Adsはクリエイターの元動画をそのまま活用するため、クリエイターのハンドル名・既存のいいね・コメント・シェア数が引き継がれ、よりネイティブで信頼性の高い広告として機能します。TTO APIを通じてSpark Ad承認の取得を自動化することも可能です。

TikTok Mentions APIでできることを教えてください


TikTok Mentions APIは、TikTok上でブランドが@メンションされた動画・コメントをプログラムで自動検知・収集できるAPIです(現在ベータ版)。動画キャプションとコメントの両方に対応しており、最大1,000件のマッチ投稿・トップキーワード・ハッシュタグ・投稿インサイト(いいね・コメント・シェア・視聴数・リーチ)を取得できます。ウェブフックによるリアルタイム通知にも対応しています。利用にはTikTokビジネスアカウントが必要で、EU域内のアカウントは対象外です。

TikTok APIの申請から利用開始までどのくらいかかりますか?


TikTok APIのアクセス承認にかかる期間はAPIの種類や申請内容によって異なりますが、2025年以降は審査プロセスが厳格化されており、以前より審査期間が長くなっています。申請時にはアプリの目的・利用するデータの種類・使用方法を詳細に記述する必要があります。開発スケジュールには数週間〜数ヶ月程度の余裕を持って計画することを推奨します。EmbedSocialのようなTikTok API連携済みツールを利用する場合は、自社でのAPI申請が不要なため即日から利用開始できます。
この記事を書いた人
EmbedSocial Japan編集部
EmbedSocial Japan編集部
SNSやUGCの活用、Googleビジネスの管理(MEO対策)に活用できるSaaSツールやマーケティングノウハウの提供を通して、企業が広告に頼らずオーガニックに集客を加速できる未来を目指しています。
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