• 投稿日 2023/08/28
  • 最終更新日 2024/01/16

UGCやSNS掲載による効果の計測方法

「SNS埋め込みがサイトにどんな効果を与えるのか教えてほしい!」というお声をよくいただくため、今回はWEBサイトにSNSコンテンツを掲載するメリットと、その効果計測方法について解説します。専門的な用語もでてくるため、WEB管理者・WEBマーケティング担当者の方を想定しています。少し長くなりますが、お付き合いください!

目次

  1. 【概要】記事の内容を5行でまとめ
  2. 大前提!正確なパフォーマンス計測は難しい・・?
  3. 計測できる指標一覧
  4. ウィジェットからのコンバージョンは計測できる?GA4での計測方法
  5. 【まとめ】SNSコンテンツ掲載効果の考え方。期間を区切って各指標を分析する

【概要】記事の内容を5行でまとめ

  •  精緻な評価は、ほか施策の影響もあって困難
  •  しかし指標としては検索順位やSNS投稿の閲覧数など様々な項目に影響を与える
  •  ES管理画面から見れる情報はウィジェットクリック数
  •  ユーザーコンテンツ掲載から直接CVは発生しづらいが、GA4などで一定の計測は可能
  •  SNS投稿の掲載効果は期間を掲載前後に分けて、各指標を見ることで判定できる
  • 大前提!正確なパフォーマンス計測は難しい・・?

    いきなり前提を崩してしまうようですが、いくつかの理由によりSNSコンテンツの掲載による効果『だけ』を正確に評価することは難しいことは認識する必要があります。

    理由1 SNS掲載はたくさんある施策の一部だから

    図が示しているのはよくある4Pの説明ですが、商品変更や値下げなども含めて、さまざまな施策によりサイトパフォーマンスは影響をうけます。さらには季節のような時期要因も加わってくるため、Promotionの中の一つの施策(SNS掲載)だけを取り出してパフォーマンスを評価することは難しくなってきています。

    理由2 個人情報の取り扱いが厳しくなってきているから

    サービス運営者としてはどのような人がサイトに来て、そして商品を購入してくれたのか知りたいと考えることは当然ですが、近年の世界的な潮流は『個人情報は本人の同意無しで取得してはならない』というものです。これは、いままで広告効果などを計測していたCookieによる効果計測を制限する流れなどにつながり、インターネット上での効果測定は難しくなってきています。

    それでも評価は可能。複数の評価軸を持つことが大事。

    では評価はできないのか・・?というと、そんなことはありません。いくつかの指標を合わせて評価することで、ある程度の効果は計測することが可能であると考えられます。

    見れる指標には何がある?

    SNSコンテンツの掲載によって下記のような指標に影響がでることが想定されます。当然一番の目的は売上やコンバージョンを上げていくことですが、上述のように効果計測が難しくなっている以上はそれ以外の指標も含めて効果として総合的に判断していく必要があります。

    SNSコンテンツ掲載によって影響がでる指標(一部)
    ・オーガニック掲載順位
    ・ユーザー数・PV数
    ・滞在時間
    ・サイトからのコンバージョン率
    ・掲載したSNSのクリック数や経由したコンバージョン数
    ・SNS投稿の閲覧数

    EmbedSocialの管理画面上からは、上記のうち『掲載したSNSのクリック数』を計測することができます。逆にいえば、それ以外の指標についてはサイト側で設定したツールで確認・評価をしていく必要があります。全てGoogle Analytics(GA)や各SNSのプラットフォームから見れるデータですので、費用はかけずに計測することが可能です。次の項目ではGAを用いてEmbedSocialウィジェットをクリックしたユーザーのコンバージョンを計測する方法について解説します。

    ウィジェットからのコンバージョンは測定できる?GA4での計測方法

    前提として、EmbedSocialウィジェットをクリックしてから特定のページへと遷移した数を計測することは可能ですが、ウィジェットをクリック後複数ページを経由して、最終的に購入完了ページへと遷移した数(いわゆるコンバージョン数)については現状では計測が難しいです。計測ツールとしてGoogle Analytics4(GA4)の利用が前提となります。

    EmbedSocial上で遷移先ページのパラメータを設定する

    EmbedSocialのウィジェットエディターの『リンク』から『CTA追加』を設定します。

    CTAのリンク先を指定できるので、こちらに商品ページなどのURLと特定のパラメータ(「Widet_click」など)を付与します。

    投稿写真の中の特定の商品に価格などを含めて情報を追加したい場合には、投稿タグをつけることもできます。リンク設定画面から『商品タグ』情報を選んでいただき、

    写真の任意の箇所にタグをつけて、商品情報を入力します。このとき商品リンクを入力することができるので、前述の方法で特定のパラメータを付与することで、任意のページへと遷移させることができます。

    掲載された投稿をクリックすると、タグがついた商品情報についても表示されるようになりますので、ECサイトなどでもご利用可能です。

    新しいカスタムイベントの作成

    GA4の管理画面にアクセスします。
    一番左下の設定メニューから「イベント」を選択します。
    「イベント作成」 をクリックして、イベントの設定を行います。例として、「ES_widget_click」という名前を付けて、先ほどのパラメータを含むサイトへの遷移をイベントとして計測します。

    コンバージョンの設定

    先程のカスタムイベントをコンバージョンとして設定します。これにより、ユーザーがCTAのクリックでページ遷移した際に、イベントがコンバージョンとして記録されます。

    設定したコンバージョンはエンゲージメントカテゴリのコンバージョンから閲覧可能です。

    ページの遷移数に購入完了率をかけ合わせることで、想定のCV数などを算出するような使い方が考えられます。
    ただし、ウィジェットはあくまで商品情報を閲覧するための一つの要素であるため必ずしもCTAからの購入するとは限らないため、いずれにせよコンテンツ掲載の効果としては以下のように期間別で区切って全体のパフォーマンスで総合的に判断する必要があります。

    EmbedSocialではGA4の設定なしでもクリック数カウントやレポーティングが可能

    GA4での計測には上記のような設定が必要となりますが、EmbedSocialでは管理画面からウィジェットのクリック数をカウントすることも可能です。

    ※2023年8月現在、こちらのクリック数計測機能はプレミアムプラン以上限定の機能となります

    また、取得した投稿についてのレポートも抽出可能なので、どのような投稿が何件程度あったかをあとから振り返ることもできます。

    こちらのレポート機能はどのプランでもご利用いただけます。

    【まとめ】SNSコンテンツ掲載効果の考え方。期間を区切って各指標を分析する

    上記の方法でコンバージョンは計測可能ですが、基本的にはこちらの図のように掲載前後で一定期間を取って、各指標のパフォーマンスを比較することが最も確実な方法です。

    こちらの例ではUGCの掲載によりコンバージョン率が改善していますが、実際にはオーガニック掲載順位や滞在時間など複数の指標をみることによって総合的に評価する形となります。もし、会社内に掲載樹にや滞在時間とコンバージョンの関係に関するデータがあれば、そちらを使うことによって、間接的にどの程度コンテンツ掲載が影響しているかを算出することも可能です。

    今回はSNS投稿掲載による効果の計測方法についてお話ししました。EmbedSocialでは、実際にご導入いただくサイトからの問い合わせ率が改善したお声を多数いただいておりますので、気になる方はぜひ一度トライアルをお試しくださいませ。

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