📋 この記事のポイント
- XはInstagram・Threadsと異なり「意図的なハッシュタグ文化」が根付いたプラットフォーム。UGCの検索可能性・拡散性が高く、ソーシャルプルーフとして活用しやすい
- X上のUGC収集には「ハッシュタグ」「キーワード」「メンション」の3つのアプローチがあり、それぞれ取得できる声の性質が異なる
- ハッシュタグ収集はイベント・キャンペーン・口コミなど、ユーザーが意図的に発信した声を集めるのに適している
- EmbedSocialのX連携でハッシュタグUGCを収集し、モデレーションを経てウェブサイトに掲載することで、訪問者への強力なソーシャルプルーフとして機能させることができる
スポーツの試合が終わった瞬間、新製品が発表された直後、フェスの真っただ中。Xのタイムラインには、その瞬間を共有したいと思ったユーザーたちの声が溢れます。
それらの投稿の多くは、ハッシュタグとともに発信されています。#日本代表、#新発売、#○○フェス。ハッシュタグをつけるという行為は、単なる分類の意味を超えて、「この話題に参加している」という意思表示であり、自分の声を広く届けたいという意図の表れです。
この「意図的な発信」こそが、XのUGCを他のSNSと決定的に異なるものにしています。
本記事では、UGCの観点からXというプラットフォームの特性を考察し、どのような場面でXのUGCが価値を持つのか、そしてどのように収集・活用できるのかを整理します。
なお、本記事はソーシャルリスニング実践:Threads × キーワード収集 × 人気ドラマ編と合わせて読むことで、プラットフォームごとの設計の違いがより明確になります。
XのUGCとは何か
XのUGCとは、X(旧Twitter)上でユーザーが自発的に投稿したコンテンツのことで、ブランド・製品・イベントに関するハッシュタグ付き投稿や、特定のアカウントへのメンション、キーワードを含む一般投稿などが含まれます。
企業が発信する公式情報とは異なり、第三者であるユーザーの自発的な声であることが最大の特徴です。消費者にとって、同じ立場のユーザーが投稿した体験談や感想は、広告よりも信頼性が高く、購買・行動の意思決定に影響を与えやすいとされています。
Xでは特に、短文・リアルタイム・ハッシュタグという3つの特性が組み合わさることで、他のSNSにはない種類のUGCが生まれます。
XのUGCが持つ3つの特性
特性①:意図性(ハッシュタグは「参加」の証)
Xのハッシュタグ投稿は、ユーザーが意識的にタグをつけて発信した投稿です。これは「誰かに見てもらいたい」「この話題に加わりたい」という明確な意図の表れであり、自然に言及された投稿とは性質が異なります。
たとえば、ブランドのキャンペーンに公式ハッシュタグを設定した場合、そのタグを使って投稿したユーザーは、そのブランドとのコミュニケーションに自ら参加したことになります。このような投稿は、単なる口コミ以上の「ブランドへのコミットメント」を示すUGCです。
特性②:検索可能性(誰でもアクセスできる公開の声)
Xのハッシュタグは公開インデックスとして機能します。あるハッシュタグを検索した誰もが、そのタグを含む投稿をリアルタイムで確認できます。Instagramのプライベートアカウント設定や、Threadsの緩やかな検索性とは異なる、Xならではの「完全公開性」です。
企業にとっては、ブランドや製品に関するパブリックな評判をリアルタイムで把握できるという点で、UGC収集の効率が高いプラットフォームでもあります。
特性③:リアルタイム性(「今この瞬間」の声が集まる)
Xのタイムラインは、現在進行中の出来事に対するリアクションで溢れます。試合結果、新製品のファーストインプレッション、イベントの感想。これらは「体験した直後」に投稿されることが多く、感情が最も高まっているタイミングの声です。
この即時性は、イベントや製品発売への反応をUGCとして収集するうえで大きなアドバンテージになります。
プラットフォーム別:どんなUGCが取れるか
各SNSで取れるUGCの性質は大きく異なります。X特有の強みを理解するために、主要なプラットフォームと比較します。
| プラットフォーム | 投稿の特性 | ハッシュタグ文化 | UGCとしての主な強み |
|---|---|---|---|
| X(旧Twitter) | 短文・リアルタイム・拡散性 | 根付いている(特にイベント・話題) | 意図的な参加・即時の反応・パブリックな評判 |
| ビジュアル中心・ライフスタイル | 活発 | 写真・動画による生活シーンの記録 | |
| Threads | 長文・対話・テキスト密度 | あまり使われない | 自然な言及・ブランドへの深い感情 |
| TikTok | 動画主体・若年層・バイラル | 使われる | 体験型レビュー・エンターテインメント |
| YouTube | 長尺動画・レビュー・教育 | 限定的 | 深い製品レビュー・チュートリアル |
Xは「意図的・リアルタイム・パブリック」という3軸においてユニークなポジションにあります。Instagramが「美しい生活の記録」、Threadsが「自然な会話」とすれば、Xは「今ここで起きていることへの参加」という性格のUGCが集まります。どのプラットフォームが優れているということではなく、目的に応じた使い分けが重要です。
X上のUGC収集:3つのアプローチ
X上のUGCを収集する方法は、大きく3つに分類されます。それぞれ取得できる投稿の性質と用途が異なります。
| 収集方法 | 取得できる投稿 | 主な用途 |
|---|---|---|
| ハッシュタグ収集 | 指定した#タグを含む投稿 | キャンペーン反応・イベントUGC・ブランドタグ口コミ |
| キーワード収集 | 特定の語句を含む全投稿(タグなし含む) | ブランドモニタリング・競合調査・自然な言及把握 |
| メンション収集 | @アカウント名への言及を含む投稿 | カスタマーフィードバック・ブランドへの直接反応把握 |
ハッシュタグ収集は最も意図的なUGCを集めやすい方法です。ハッシュタグをつける行為自体がユーザーの参加意欲を示しているため、収集したUGCのブランド親和性が高い傾向があります。
キーワード収集は、ハッシュタグを使わない自然な言及も含めて広範に収集できます。「○○買ってみた」「最近○○使ってる」のような、ブランド名を含む自然な投稿も対象になります。より幅広い声を把握したい場合に有効です。
メンション収集は、ユーザーが企業アカウントに直接言及した投稿を対象とします。感謝・問い合わせ・フィードバックなど、対話を意図した投稿が中心となるため、評判管理やカスタマーサポートの文脈で活用されます。
3つのアプローチを組み合わせることで、意図的な声・自然な言及・直接のフィードバックという異なる性質のUGCを立体的に把握できます。
X UGCが特に価値を持つシーン
スポーツ・エンターテインメント・イベント
Xはイベント性の高いコンテンツとの相性が抜群です。試合中・ライブ中・イベント会場からリアルタイムで投稿される声は、その熱量と即時性が際立っています。
スポーツバーのパブリックビューイング告知ページ、フェスの公式サイト、地域イベントの特設ページなどに収集したUGCを掲載することで、「実際に参加した人たちの声」をリアルタイムで伝えることができます。
製品発売・ブランドキャンペーン
新製品の発売や限定キャンペーンの際に公式ハッシュタグを設定し、ユーザーの投稿を呼びかけることで、自発的な反応を収集できます。収集したUGCを製品ページや特設サイトに掲載することで、第三者からのソーシャルプルーフとして機能します。Xキャンペーンを実施する場合は、X(旧Twitter)キャンペーンに関するポリシー・ガイドラインも合わせてご確認ください。
日常的な口コミ・ブランドメンション
「○○を使ってみたら思ったより良かった」「最近○○のファンになった」のような、日常的なブランドへの言及はキーワード収集・メンション収集で把握できます。このような自然な口コミは、ブランドが生活の中に根付いている証拠であり、信頼性の高いUGCとして活用する価値があります。
EmbedSocialでのX UGC収集・活用の流れ
EmbedSocialはXやInstagramなどからUGC(ユーザー生成コンテンツ)を自動で収集・管理できるUGCツールとして、日本をはじめ世界中の企業でご活用いただいています。

EmbedSocialのX連携では、収集からウェブ掲載まで以下のステップで進めます。
STEP 1:収集ソースを設定する
管理画面からXソースを追加し、収集するハッシュタグ・キーワード・メンションを設定します。設定後は自動的に投稿が収集されます。

STEP 2:モデレーションで掲載コンテンツを選ぶ
収集された投稿の中から、ウェブサイトに掲載するものを選定します。不適切な投稿や掲載に不向きな投稿は、このステップで除外できます。
STEP 3:ウィジェットとしてサイトに埋め込む
選定したUGCを130以上のデザインテンプレートの中から最適な形でウィジェット化し、サイトに埋め込みます。表示スタイルの詳細はX(旧Twitter)埋め込みガイドをご参照ください。

収集したX UGCをサイトに掲載する際は、投稿者の権利への配慮が必要です。詳細はUGC二次利用許諾の取り方をご参照ください。
まとめ:Xの「意図的な声」をソーシャルプルーフに変える
XのUGCは、ユーザーが意識的に参加し、パブリックに発信した「意図的な声」です。Instagramのビジュアルなライフスタイル表現、Threadsの自然な対話。それぞれに固有の価値がありますが、Xのハッシュタグ投稿が持つ「リアルタイム性×意図性×検索可能性」は他のプラットフォームには代替できない特性です。
ハッシュタグ・キーワード・メンションという3つのアプローチを理解した上で、イベント・製品発売・日常的な口コミという各シーンに合わせた収集設計を行うことが、X UGC活用の第一歩です。
さらに収集したXの声をウェブサイトに掲載することで、訪問者への説得力のあるソーシャルプルーフとして機能させることができます。そしてその社会的信用がさらなる顧客やファンを集めるきっかけとなるという強力なマーケティングの仕組みを構築することにつながります。
様々な情報が溢れる今こそ、真に価値のあるマーケティング資産としてのX UGCの収集と活用をご検討することをおすすめします。
X UGC収集のご相談
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