成功するSNSキャンペーンの実行には戦略的なアプローチが必要です。この記事ではInstagram、TikTok、X(Twitter)などを使ったSNSキャンペーンの事例と、SNSキャンペーンの設計から実施、フォローアップまで、キャンペーンを成功に導くための方法と秘訣をご紹介します。
SNSキャンペーンとは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上で実施されるプロモーションやマーケティング活動のことを指します。これには、特定のハッシュタグの利用、写真や動画の投稿、フォローやシェアを促すものなど、多岐にわたる手法があり、ブランドの認知度向上や新製品の紹介、ユーザーとのエンゲージメント強化などの目的で利用されます。
SNSキャンペーンはその目的や手法によって様々な形式があります。これらのキャンペーンは、SNSの特性や目的に応じてカスタマイズや組み合わせることが可能です。効果的なキャンペーン実施のためには、ターゲット層の理解や明確な目的設定が不可欠であり、それに基づいて最適なキャンペーン形式を選定することが求められます。
ここでは、主要なSNSキャンペーンの種類とそれぞれの特徴について解説しましょう。
ユーザーが特定のハッシュタグを投稿とともに使用することでキャンペーンに参加するキャンペーン形式です。集められたハッシュタグを通じて話題を集約し、拡散を促進することができます。
ユーザーが参加しやすいため、多くの人々へブランドの認知を拡大したり、エンゲージメントを向上させることができます。
ユーザーが特定のテーマや要件に基づき、写真や動画を投稿するキャンペーン形式です。
ユーザー生成コンテンツ (UGC) の活用が可能で、ブランドとユーザーとの強固な結びつきを築くことができます。
参加したユーザーが即時に賞品の当選・非当選を知ることができるキャンペーン形式です。
短期間のうちに大量の参加を促すことができます。
ユーザーがアカウントをフォローし、指定された投稿をリツイートやシェアすることでキャンペーンに参加するキャンペーン形式。
アカウントのフォロワー数の増加と、投稿の拡散が同時に期待できます。
特定のテーマに関するクイズや診断を実施し、結果をSNSでシェアする形式のキャンペーンです。
ユーザーの参加意欲を高める内容で、継続的なエンゲージメントを促すことができます。
SNSキャンペーンは、多くの企業やブランドが採用する主要なマーケティング手法として確立されてきました。その成功の背後には、数多くのメリットが存在しています。ここでは、SNSキャンペーンが持つ主なメリットを5つご紹介します。
SNSプラットフォームは、数十億のアクティブユーザーを有しており、全世界のあらゆる年齢層や興味領域にアクセスすることが可能です。さらに、ユーザーの興味や行動、地域情報に基づく精緻なターゲティングが可能で、特定のオーディエンスに効果的にメッセージを届けることができます。
伝統的な広告メディアと異なり、SNSは双方向のコミュニケーションを可能とします。ユーザーからのフィードバックや質問に即座に対応することで、深いエンゲージメントと信頼関係の構築が期待できます。
SNSキャンペーンは、比較的低予算での実施が可能であり、具体的なROI(投資対効果)を明確に把握することができます。これにより、効果的な予算の配分やキャンペーンの最適化が進めやすくなります。
消費者が自ら生成した写真やビデオ、感想などのコンテンツをキャンペーンに取り入れることができます。UGCは他の消費者に対して高い信頼性を持ち、ブランドの信頼性や購買意欲の向上に繋がります。
SNSはリアルタイム性が高く、短期間でのプロモーションや反応を求めるキャンペーンが効果的に展開できます。新製品の発売、期間限定のセール、突発的なイベントなど、タイミングを逃さずに迅速に情報を伝えることが可能です。さらに、トレンドや時事ネタを取り入れたキャンペーンを行うことで、話題性を持たせ、広範なユーザー層の関心を引きつけることができます。
以上、SNSキャンペーンの主なメリットを5つ紹介しました。これらのポイントを理解し、効果的に取り入れることで、ブランドや企業はSNSの持つ強力なマーケティング機能を最大限に活用し、成功への道を歩むことができるでしょう。
SNSキャンペーンを成功させるための重要な要素の一つは、実施前にキャンペーンの設計をしっかりと行うことです。設計を言い換えると、目的、キャンペーンの具体的な実施形式、そして何をもってキャンペーンの成功とするのか、といったことを定義して関係者で共有することです。
この設計の具体的な方法論としてお勧めなのが、KPIの設定です。KPIの設定は、ビジネスの目標をデジタルマーケティングの施策とリンクさせ、その成果を明示的にするプロセスです。以下のステップや要点を参考に、キャンペーンの成功を戦略的に導くKPIを定め、持続的な成長へと結び付けましょう。
KPI(Key Performance Indicator)とは、ビジネスやプロジェクトの成功を測定するための主要なパフォーマンス指標です。キャンペーンの効果を的確に評価し、方向性を見極めるうえでKPIは欠かせない要素となります。
KPI設定の初歩として、ビジネス目標との密接な関連性を持たせることが必要です。KPIは企業の全体戦略やキャンペーンの目標を反映し、その進捗を定量的に示すべきものです。
KPIは目標に合わせて選びます。各指標がどのようにキャンペーンの成功に寄与するかを理解し、適切な指標を選択しましょう。以下にSNSキャンペーンで使われる主なKPIをご紹介します。
KPIは以下のステップで設定するとよいでしょう。
キャンペーンを通じて達成したい具体的な数値や改善点を設定します。売上の向上、ではなく、売り上げを○○円増やす、あるいは何%向上させる、注文数を○○件増やすなど、可能な限り具体的に設定しましょう。
実施しようとするSNSキャンペーンが対象とするターゲット層を定義しましょう。年齢層、性別、地域、興味や関心、購買動機などを定義して、ターゲット層の具体的なイメージをつかみます。ターゲット層が決まれば、どのようなSNSを使ってキャンペーンを行い、どのようなコンテンツを使うのかも、決めやすくなります。
過去の実績や業界平均を基に、現実的な目標を設定します。あまりに無謀な目標はキャンペーンが失敗に終わりやすいのはもちろん、冷静な失敗要因の分析をしづらくします。やる気や勢いではなく、現実的にどれくらいが妥当なのかという視点で目標は設定しましょう。
データをリアルタイムで分析し、必要に応じてKPIの調整を行います。一度決めた指標を変えることに違和感を持つかもしれませんが、データ分析に基づく妥当な理由があるのであれば、キャンペーン中に指標を調整してもよいでしょう。
Google AnalyticsやSprout Socialなど、多くのツールがKPIの追跡と分析を支援します。ツールの特性を理解し、キャンペーンの性質に最も適したものを選びましょう。
このSNSキャンペーンは何をもって成功とするのか、改めて関係者で共有しましょう。KPIの達成は成功への道のりであり、それだけで全てが解決するわけではありません。成功の定義はKPIと共に、ブランド認知度やカスタマーサティスファクションなど多面的な視点から検討することが重要です。
X(Twitter)は、テキスト表現が中心のSNSであり、リアルタイム性が強いことが特徴です。この特性を活かしたキャンペーンが多く実施されています。以下、Twitterキャンペーンの具体的な手法とその特徴について深堀してみましょう。
企業やブランドが特定のハッシュタグを設定し、そのハッシュタグを含む投稿をユーザーに促すキャンペーンです。話題の集約や拡散が容易な形式です。X(Twitter)のトレンド入りすることで大きな露出を得られる可能性があります。
ユーザーに特定の投稿のリポスト(リツイート)やアカウントのフォローを求め、抽選でプレゼントなどの報酬を提供する形式です。短期間でのフォロワー増や投稿の拡散が期待できます。
新製品の名称やデザインなどを、ユーザーの投票で決定するキャンペーンです。自分の意見が製品開発などに反映されるという高揚感でユーザーの参加意識を高めることができ、ブランドとのエンゲージメントを深化させることが期待できます。
特定の時間帯にブランドや有名人がユーザーからの質問に答える形式です。ユーザーとの直接的なコミュニケーションを図れるため、信頼関係の構築に有効な手法です。
X(Twitter)キャンペーンを成功させるためには、プラットフォームの特性を理解し、目的に合わせた最適な手法を選択することが必要です。また、リアルタイムでのユーザーの反応を見ながら柔軟にキャンペーン内容を調整することで、更なる効果を期待することができます。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/greenland/
グリーンランドの楽しみ方などを園内で俳句に読み上げる「IKKUグランプリ」を開催され、オンライン連動企画として作成した俳句をTwitterに投稿した方の中から表彰し、プレゼントを贈呈するキャンペーンを実施されています。
LP制作やプロモーションに多大な費用をかけて実施されるキャンペーンが多いなか、グリーンランド様のように来場者の方への新たな楽しみの創出・リピーター獲得を目的として実施される場合には、企画側にとって負担の少ないキャンペーンはとてもコストパフォーマンスが高いと考えられます。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/animate-cafe/
10周年を記念してTwitterでの投稿を募集するキャンペーンを実施され、キャンペーン期間中および終了後にも多くのファンの方投稿が寄せられています。キャンペーンで集まるSNSの投稿数は、企画のインセンティブだけでなく日常的なコミュニティの活性化なども大きな影響を及ぼすことが見て取れます。
企画を通して集まった投稿を一覧で表示するページを作成され、Twitter上に寄せられた投稿をEmbedSocialを通して収集・ランディングページ上に埋め込み表示いただきました。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/colle_file_it/
ハル・アド様がTwitterハッシュタグキャンペーンを展開されました。Twitterでコレファイルイットと一緒にオタ活アピールの写真を投稿していただき、抽選でコレファイルイットのスターターセットがプレゼントされました。
Instagramは、写真や動画を中心にしたSNSであり、ビジュアル性が重視されることが特徴です。こうした特性を生かしたキャンペーンが多く展開されています。以下、Instagramキャンペーンの具体的な手法とその特徴について深堀してみましょう。
特定のハッシュタグを使用してユーザーの写真や動画投稿を促すキャンペーンです。ブランドの認知度を高めるだけでなく、ユーザー生成コンテンツ (UGC) を収集することができます。ユーザー生成コンテンツは広告に代わる強力なコンテンツとして注目されているため、インスタグラムのハッシュタグキャンペーンを多く見かけるはずです。
24時間限定のストーリーズ機能を用いて、時限的なプロモーションやアナウンスを行う手法です。短期間の集中的な露出が可能で、ユーザーの日常的なフィード内で目に留まりやすいというメリットがあります。
人気のインフルエンサーと連携し、ブランドや製品を紹介してもらうキャンペーンです。インフルエンサーのフォロワー層への高いリーチと信頼感を獲得することが規定できます。
独自のARフィルターを作成し、ユーザーに使用してもらう形のキャンペーンです。AR(拡張現実)は、カメラでとらえている現実の風景にCGなどで作成された画像や文字などを重ねて表示することです。カメラで自分の顔を映すと購入を検討しているサングラスをかけた画像を見ることができる、といった使われ方です。ブランドのイメージやキャンペーンメッセージを楽しみながら拡散することができます。
投稿内に商品をタグ付けし、直接購入ページへ誘導する機能を活用する形式です。投稿と購入行動の間の導線を短縮し、直接的なコンバージョンを促進することが可能です。
Instagramキャンペーンを効果的に展開するには、プラットフォームのビジュアル性やツールをうまく活用し、ユーザーの参加意譲を引き出すことが重要です。明確な目的とターゲットを設定し、適切な手法を選択することで、インパクトのあるキャンペーンを実現できるでしょう。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/mynavi_biyo/
こちらはロート製薬様の『メラノCC』に関するキャンペーンです。プレゼントお受け取り後のInstagram投稿を応募条件として、美容BOXのプレゼントキャンペーンを実施されました。プレゼントを先行して発送して、そちらの写真を投稿していただくタイプのキャンペーンなので通常のハッシュタグキャンペーンとは異なりますが、写真のお題が決まっているためユーザーの皆さんも撮影に悩まず、スムーズに投稿いただける点がこちらのキャンペーンの特徴です。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/tsunagaru291/
福井県東京事務所様が福井県の魅力をPRするために『つながる福井キャンペーン』を実施されました。つながる291の公式Instagramアカウント「@tsunagaru291」をフォローすることで越前ガニなど豪華賞品が抽選で30名様にプレゼントされます。ハッシュタグ投稿は直接の参加条件とはなっておりませんが、ハッシュタグ投稿をすることで公式サイトで投稿を紹介してもらえる形になっています。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/100th_kotsu_nagoya/
名古屋市営鉄道の誕生100周年を記念して、思い入れのある方たちから市営バスなどの絵を募集するキャンペーンが開催されました。キャンペーンに参加するためには描いた絵をイベント会場に直接持っていくか、絵の写真をInstagramで指定のハッシュタグをつけて投稿する形になっています。
キャンペーンサイトでInstagramからハッシュタグで集めた投稿を掲載することで、サイト上に掲載されたかどうか気になる参加者の方が記念サイトにも訪れてくれる流れを作り出しています。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/aichi_150th_anniv/
愛知県の県政150周年を記念して、Instagramで「#わたしの愛知」を付けて愛知県の魅力を投稿してもらうキャンペーンを展開されています。選ばれた写真は堤幸彦氏監修の記念式典オープニングムービーで使用されたり、抽選でスタジオ・ジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏が描いたロゴマーク・キャラクターのぬいぐるみプレゼントが用意されるなど、参加特典にも注目が集まっています。
キャンペーンサイトではInstagramからハッシュタグで集めた投稿を一覧で表示し、SNS上での盛り上がりをLP上で再現することにお役立ていただいております。また、キャンペーン終了後の応募投稿の確認などにもEmbedSocialをご利用頂く予定となっております。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/kyunkorea/
韓国にまつわるエピソードを募集する企画を実施され、Instagramまたはフォームより募集の受付をされています。当選者の選定にあたっては別途プレゼントフォームを用意され、投稿者にInstagramのユーザー名等を入力してもらうことで、漏れなく抽選を実施されているのが特徴です。
特設サイト上ではInstagramから集めた投稿を一覧で表示し、特設サイト上のギャラリーとして、またSNS上での盛り上がりをLP上で再現することにお役立ていただいております。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/nagareyama/
Instagramを通して流山のイチオシを募集し、優秀作品の中からカレンダーを作成する地域密着型のフォトコンテストを実施されております。
地域密着型のSNSキャンペーンでは投稿数の少なく終わってしまう企画が多いですが、こちらのキャンペーンでは既に100件以上の投稿が寄せられ、魅力的な企画そして効果的なプロモーションにも成功していると考えられます。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/hontochigram/
栃木の想い出写真を募集するInstagram使ったフォトコンテストを4つの部門を設けて実施され、各部門ごとに設定したハッシュタグによる投稿を募集するキャンペーンを実施されています。
部門(カテゴリ)に分けてキャンペーンを実施することで、WEBサイトで投稿一覧を掲出する際に統一感を保った状態で表示させることができ、また多くの応募者をプレゼントの対象としやすい点もメリットの一つといえます。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/shimauma-print/
こどもたちが作った絵や工作の写真を募集するフォトコンテストを実施されています。フォトコンテストの応募をInstagramに加えてサイト上のWEBフォームからも募集し、Instagramを積極的に活用していない方でも参加できるイベントとなっているのが特徴です。自社のユーザー層に応じて使い分けをされている良い事例と見受けられます。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/onward/
新ラインkekekeのデビュー記念として、「#kekeke」「#kekeke朝顔キャンペーン」のついたInstagram投稿を募集するキャンペーン企画を実施されています。着用する服やシーンを指定することで、ブランド観を崩すことなくユーザー間での新ライン認知向上を図られているのも特徴的です。
TikTokは短い動画コンテンツが中心のSNSであり、特に若い世代を中心に爆発的な人気を誇ります。この独特な特性とユーザー層を生かしたキャンペーンが多数展開されています。以下、TikTokキャンペーンの具体的な手法とその特徴について深堀してみましょう。
ユーザーに特定のハッシュタグを使用し、特定のテーマや動きで動画をアップロードしてもらうキャンペーンです。大量のUGCを短期間で集めることができ、キャンペーンの拡散が期待できます。
ブランドやインフルエンサーの動画とユーザーの動画を横に並べて再生するDuet機能を利用したキャンペーンです。ユーザーとの直接的なコラボ感を演出でき、エンゲージメントの向上が期待できます。
TikTok内の有名クリエイターやインフルエンサーとのコラボレーションによるキャンペーンです。 インフルエンサーの持つ大きなフォロワー層に対して、ブランドや商品の露出が可能というメリットがあります。
TikTokのARエフェクトを活用し、ユーザーがエフェクトを使って動画を作成するキャンペーン手法です。TikTokのARエフェクトは視覚的なインパクトが大きく、ユーザーの楽しみながらの参加を促すことができます。
動画内の商品を直接購入できるショッピング機能を利用したプロモーションキャンペーン手法です。動画視聴から購入までのユーザージャーニーを短縮し、コンバージョンの向上を期待できます。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/casio_ct-s1000v/
電子楽器『CT-S1000V』の発売を記念して、同楽器を使って作成された楽曲を投稿して応募するキャンペーンが実施されました。最優秀者には賞金10万円のほかに、CASIO公認CT-S1000Vプレイヤーとして世界最大の楽器イベント「NAMM Show」での製品デモに参加できるという特典が用意されており、話題を呼んでいます。
InstagramやYoutube、Twitter、Tiktokなど様々なメディアから応募可能なキャンペーンとなっているため、幅広いSNSに対応しているEmbedsocialを活用いただきました。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/marugame-seimen_2021/
『食いっプリグランプリ』と称して、ユーザーが撮影・作成したおいしそうにうどんを食べる”最高の食いっぷり”動画をオーディション形式の投稿キャンペーンとして募集しています。新CM出演権や1日社長になれる権利など、他キャンペーンとの差別化を図る魅力的な商品をご用意されているのも特徴です。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/print-gakufu/
利用者の方と20周年を共に祝うことを目的として、演奏動画または歌唱動画を募集するSNSキャンペーンを実施されています。Youtubeハッシュタグからの投稿収集が可能なEmbedSocialを活用することで、二つのソーシャルメディアをまたいで動画投稿キャンペーンを展開されているのが特徴です。
https://embedsocial.jp/blog/case-studies/wfp/
食品ロスを減らすアクションを起こしてSNSに投稿すると、1投稿=120円の寄付として途上国の子どもたちに学校給食が届けられる企画を実施されています。Twitterのリツイートだけで参加可能な簡易版の企画も同時並行で実施されることで、参加の仕方を二通り用意し広く・深く参加者を取り込むことに成功されています。
SNSキャンペーンは実施前の設計、実施中のモニタリングやKPI調整が大事というお話をしてきましたが、キャンペーンの終了時にも効果的なアクションがありますので、ここでご紹介します。
キャンペーンの結果や当選者(もしあれば)を透明に発表し、参加者とコミュニケーションをとることは信頼を築く上で不可欠です。当選者への賞品の配布プロセスも明確に説明しましょう。
すべての参加者に対して感謝のメッセージを送り、キャンペーンへの参加に対してお礼を伝えましょう。これもまた、ブランドと顧客とのポジティブな関係を強化します。
キャンペーンの結果データを分析し、成功したポイントと改善が必要なポイントを特定します。KPIsと実際の結果を照らし合わせ、目標を達成したかを詳細に分析しましょう。
チーム内でキャンペーンのレビューを行い、成功事例や課題を共有します。次回のキャンペーンへのフィードバックとして、どのように活かすかを共有し合いましょう。
キャンペーンの成功要因やデータを基に、ケーススタディを作成します。これをマーケティング資料として使用することで、今後のプロモーションやセールスに利用できます。
キャンペーン参加者に対して、次なるアクションを促すコンテンツを提供します。例えば、次回のキャンペーン情報、新製品の案内、アンケートなど、関連性のあるコンテンツをSNSやEメールでシェアしましょう。
キャンペーンを通じて新しくフォローしてくれたユーザーやコミュニティメンバーとのエンゲージメントを維持しましょう。定期的なコンテンツ更新や情報提供で、彼らの関心をキープします。
キャンペーンの終了は、新たなスタートでもあります。終了したキャンペーンから得られた学びやデータを次のアクションに活かし、ブランドとコンシューマとの関係を一層強固にしていくことが大切です。
SNSキャンペーンは誰でも実施することができますが、近年の法規制の動きに沿った内容でないと、思わぬトラブルを招くことがあります。以下に注意するポイントを挙げましたので、SNSキャンペーンを実際に検討する際に参考にしてください。
SNSプラットフォーム上で広告やプロモーション活動を行う際は、その内容が宣伝であることをユーザーに明示する必要があります。例えば、投稿に“#広告”や“#sponsored”などのハッシュタグを使用し、広告であることを透明にします。
プライバシーデータの取り扱いは、個人情報保護法などの法律に細心の注意を払って遵守する必要があります。キャンペーン参加者から得た個人情報は適切に保護し、その使用目的を明確にし、必要な場合は同意を得ましょう。
賞品やプレゼントの提供には、国や地域の法的規定や税制に従う必要があります。当選者への通知方法、賞品の配送方法など、流れを透明かつ明確にコミュニケーションしましょう。
参加条件、キャンペーン期間、賞品の詳細など、キャンペーンのすべての要素を正確かつ明瞭に表現し、参加者が簡単に理解できる言葉を使用します。
使用する全てのコンテンツ(画像、音楽、テキスト等)において、第三者の知的財産権を尊重し、必要な場合は事前に許諾を得ましょう。ユーザーが生成したコンテンツを利用する場合も、同様の注意が必要です。
不正行為、例えば自動エントリーツールや複数アカウントの使用などを防ぐための規約を設け、遵守を徹底します。
Facebook、Instagram、Twitterなど、使用するSNSプラットフォームごとに独自のガイドラインが存在します。これらを把握し、遵守することは必須です。
キャンペーン内容が誤解を招かないよう配慮し、公序良俗に反しないものであることを確認します。メッセージのトーンやコンテンツが不適切でないか、事前に十分に検討しましょう。
UGC活用ツール『EmbedSocial』はソーシャルメディアの投稿・レビューなどを、簡単にWEBサイトに埋め込むことができるSaaS型のUGC活用ツールです。
EmbedSocial(エンベッドソーシャル)プラットフォームは、企業が様々なマーケティングチャネルでUGCを活用することをサポートする、総合UGC活用ツールの一つです。
主要SNSや動画サイト、そして口コミサイトから、数回クリックするだけで、迅速かつ簡単にUGCを収集することができます。
主な利用ケースは、InstagramやXから、指定したハッシュタグの投稿を集めたり、自分にメンションを付けてくれた投稿や動画を集めて、UGCを作成し、ウェブサイトに表示して紹介するケースです。
実は今回ご紹介したSNSキャンペーン事例はすべてEmbedSocialをご利用いただき実施されたものです。EmbedSocialのUGC活用ツールとしての強みは、SNSキャンペーンといったご利用ケースでも活用いただけます。
また、わずか数クリックでウェブサイトにSNSキャンペーンで集めたUGCを埋め込むことができるテンプレートが用意されています。テンプレートライブラリーではいくつものUGCのテンプレートから、自分のサイトに最適なレイアウトを選ぶことができます。もちろんフルカスタマイズが可能です。
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